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がんの補完代替療法について知っておくべき6つのこと

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がんの補完代替療法について知っておくべき6つのこと

NCCIH 国立補完統合衛生センター
最終更新日:2015年9月24日

がん患者は、がんと闘い、症状を管理し、副作用に対処するためにできることは何でもしたいと望んでいます。患者の多くは、鍼療法やマッサージ、ヨガなどの心身療法だったり、ハーブや栄養補助食品といった天然物などの補完代替療法に救いを求めます。がん治療において地位を得つつある補完代替療法もありますが、それらはがんの治療としてではなく、がんの症状や治療による副作用への対処を補助したり、生活の質を改善したりする可能性があるものとして、治療計画に追加されます。あなたがもし、がんの補完代替療法を検討しているのならば、以下の6つのことを知っておいてください。

1
鍼療法や、マインドフルネス(*サイト注:自身の気持ちに気づきを得る瞑想のこと)によるストレス軽減法などの心身療法は、がんの症状管理や治療による副作用の管理に効果がある可能性が、多くの科学的根拠によって示唆されています。鍼療法は、がん患者における治療由来の悪心・嘔吐の管理に効果がある可能性があり、一方、マッサージ療法やマインドフルネスによるストレス軽減療法、ヨガは、がん患者の疼痛や不安、抑うつの緩和に効果がある可能性があります。

2
天然由来の生姜サプリメントは、従来の制吐剤と併用した際に、化学療法由来の悪心を抑制する効果がある可能性が、近年の研究によって示唆されています。一般的には、症状管理や治療による副作用に対するハーブの投与は、科学的根拠が限定的で、従来のがん治療との潜在的な薬剤相互作用に対する懸念もあります。

3
現在のところ、いかなる補完代替療法にも、がん治療またはがんの寛解に対して有効であるという明確な科学的根拠はありません。

4
根拠のない製品や施術・療法を、従来のがん治療の代替として利用したり、その利用によって従来の治療を遅延させるべきではありません。従来のがん治療遅延は、がんの寛解や治癒の可能性を低下させることがあります。

5
補完代替療法の中には、がんの標準治療を妨げたり、がんと診断された患者に対して特別なリスクを持つものがあります。例えば、セント・ジョーンズ・ワート[セイヨウオトギリソウ]は、一部の抗がん剤の効果を低下させることがあります。

6
あなたがもしがんと診断されているなら、すべての治療が最大の効果を生むよう、補完代替療法を取り入れる前にかかりつけの医療従事者に相談してください。

 

原文掲載日

翻訳並木 恵 

監修大野 智(腫瘍免疫学、免疫療法、補完代替医療/大阪大学・帝京大学・東京女子医科大学)

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