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ペンブロリズマブは進行頭頸部がんの治療に有望

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ペンブロリズマブは進行頭頸部がんの治療に有望

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免疫療法薬ペンブロリズマブ[pembrolizumab](キートルーダ)は進行頭頸部扁平上皮がんの治療に有効であると考えられる。この知見は2015年米国臨床腫瘍学会の年次総会(5月29日~6月2日、イリノイ州シカゴで開催)およびJournal of Clinical Oncology誌で発表された。[i]

 

頭頸部がんは、口腔部、鼻腔部、および咽頭部の内側またはその周辺の組織から発生する。頭頸部がんのリスク要因には、喫煙、アルコール摂取、および高リスク型ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染がある。頭頸部がんが身体の他の部位に転移した、または初期治療後に再発した患者の治療選択肢は限られており、研究者らはより効果的な新規治療法を模索し続けている。

 

ペンブロリズマブはPD-1というタンパク質の作用を阻害する。PD-1は特定の免疫応答を抑制するため、PD-1の作用を阻害する免疫療法薬は、がんを攻撃する免疫系の機能を増強する可能性がある。ペンブロリズマブは特定の転移性メラノーマの治療用に承認されており、頭頸部がんにも奏効する可能性がある。

 

KEYNOTE 012の名で知られている臨床試験に参加している研究者らによると、ペンブロリズマブは、扁平上皮細胞と呼ばれる細胞から発生する再発性または転移性頭頸部扁平上皮がんに有効であると考えられる。患者にペンブロリズマブ10mg/kgを2週間ごとに投与した。腫瘍バイオマーカーで陽性と判定された患者、すなわち、ペンブロリズマブが阻害するタンパク質のリガンド(分子)PD-L1を有する患者において、治療の奏効率は20%であった。[ii]

 

KEYNOTE 012試験の追加試験の一部として、研究者らは患者に3週間ごとにペンブロリズマブを200mg投与した。結果評価にあたり、PD-L1発現を考慮しなかった(つまり、試験結果にはPD-L1陽性腫瘍患者とPD-L1陰性腫瘍患者が含まれていることを意味する)。患者をX線検査で2カ月ごとにモニターした。この試験には再発性または転移性頭頸部扁平上皮がん患者132人が参加していた。今回の結果には、これら患者のうち99人が含まれている。

 

これら患者99人のうち、18%がペンブロリズマブによる治療に奏効した。これら奏効した患者のうち、18人が部分奏効し、31%は病勢が安定した。

 

参加した患者全員のほぼ半数にペンブロリズマブの治療による副作用があった。副作用はおおむね軽度であり、疲労、食欲減退、発熱、発疹であった。

 

これらの知見によると、ペンブロリズマブを3カ月ごとに200mg投与することは再発性または転移性頭頸部扁平上皮がんの治療に有効であると考えられる。さらに、この薬は忍容性が高い。

 

参考文献:
[i] Seiwert TY, Haddad RI, Gupta S, et al. Antitumor activity and safety of pembrolizumab in patients (pts) with advanced squamous cell carcinoma of the head and neck (SCCHN): Preliminary results from KEYNOTE-012 expansion cohort. Journal of Clinical Oncology. 33, 2015 (supplement; abstract LBA6008).
[ii] Seiwert TY, Barbara Burtness B, Weiss J, et al. A phase Ib study of MK-3475 in patients with human papillomavirus (HPV)-associated and non-HPV–associated head and neck (H/N) cancer. Journal of Clinical Oncology. 32:5s, 2014 (supplement; abstract 6011).

 


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原文掲載日

翻訳有田香名美

監修東 光久(腫瘍内科、緩和ケア/福島県立医科大学白河総合診療アカデミー)

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