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スニチニブ維持療法が小細胞肺がんに有効

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スニチニブ維持療法が小細胞肺がんに有効

キャンサーコンサルタンツ

医師らは、スニチニブ(スーテント)を使用した維持療法が、進展型小細胞肺がん(SCLC)患者の進行を遅らせ、生存期間を延ばすと報告した。この有望な結果はこのほど、Journal of Clinical Oncology誌2015年3月3日付け電子版で報告された。

 

SCLCは、急速に成長するタイプの肺がんで、全肺がんの約25~30%を占める。患者の転帰を改善するために、研究者らは新規の治療を開発したり、既存療法を用いた新しい方法を探求したりしている。1つの方法として、毒性を避けるために薬剤を少量で長期間にわたって定期的に投与する積極的維持療法がある。

 

スニチニブは、がんの成長、増殖、転移に関与する多種類の分子標的を阻害する分子標的薬である。この薬剤は、現時点で消化管間質腫瘍(GIST)や進行した腎細胞(腎臓)がんの治療法として承認されている。スニチニブがチロシンキナーゼ、血管内皮成長因子受容体、血小板由来成長因子受容体、Flt-3、KitなどSCLCに関係する多種類の標的を阻害することから、医師らは評価を開始した。

 

本臨床試験では、病態が安定している、あるいは標準的初期化学療法に部分奏効または完全奏効を示した進展型SCLC患者95人に対して、維持療法としてスニチニブあるいはプラセボをSCLCが進行するまで投与し、直接比較した。

 

がん進行までの期間は、スニチニブで3.7カ月だったのに対し、プラセボは2.1カ月だった。また、スニチニブ投与患者のうち3人が完全奏効に達したのに対し、プラセボ投与患者ではいなかった。さらに、当初はプラセボ群に割り付けられた患者のうち13人が、がん進行後にスニチニブ療法への転向を許可された。彼らのうち10人は長期的疾病管理が可能になり、3人は完全奏効に達した。

 

本研究は、SCLCの一部患者への治療的有用性を立証した。スニチニブについては、他の薬剤との併用、限局型SCLC患者に対する早期使用に関して評価を行うべきである。

参考文献:
J. Clin. Oncol. 2015 March 3 [doi:10.1200/jco.2014.57.3105]).

 


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原文掲載日

翻訳太田奈津美

監修廣田 裕(呼吸器外科/とみます外科プライマリーケアクリニック)

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