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FDAが再発卵巣癌の治療にベバシズマブを承認

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FDAが再発卵巣癌の治療にベバシズマブを承認

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米国食品医薬品局(FDA)はAURELIA臨床試験の結果に基づき、再発卵巣癌の治療に対してベバシズマブを承認した。この試験は、直近のプラチナ系抗癌剤を用いた化学療法後6カ月以内に卵巣癌を再発した361人の女性患者を対象としていた。第3相試験では、化学療法単独による治療と、ベバシズマブ(アバスチン)併用時の治療とを比較した。

 

毎年米国ではおよそ22,000人の女性が卵巣癌と診断され、15,000人以上が死亡している。卵巣癌治療は主に外科手術または化学療法、あるいはその両方で行われる。プラチナ系抗癌剤を用いた治療期間中または終了後6カ月以内に癌が増悪した患者は、プラチナ抵抗性卵巣癌と診断される。研究者らはプラチナ抵抗性患者への新たな治療法を模索し続けている。

 

ベバシズマブはVEGFとして知られるタンパク質を阻害する分子標的薬である。VEGFは血管新生において重要な役割を果たす。ベバシズマブがVEGFの働きを阻害した結果、血管を介して癌に送り届けられる栄養素と酸素を不足させ、癌の増殖を妨げる。

 

本試験によると、ベバシズマブによる治療を受けた患者は、癌の増悪または死亡のリスクが62%低下した。パクリタキセルと併用した際に最良の結果が得られた。ベバシズマブとパクリタキセルの併用投与を受けた患者について、癌の増悪が平均6カ月遅くなり、全生存期間では約2倍の改善(22.4カ月 対 13.2カ月)がみられた。

 

副作用のいくつかは、ベバシズマブによる治療を受けた患者によくみられ、このうち、好中球減少症、末梢性感覚ニューロパチーおよび高血圧は、それぞれ、患者の15%超に発現した。ベバシズマブにより生じる既知の合併症である消化管穿孔が患者の1.7%から報告された。

 

本剤の開発者であるRoche社/Genentech社によると、プラチナ抵抗性再発卵巣癌の治療選択に対してFDAが新規に承認を行ったのは15年ぶりであった。

 


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原文掲載日

翻訳原信田みを

監修野長瀬祥兼(腫瘍内科/近畿大学医学部附属病院)

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