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進行性卵巣癌にヴォトリエントの維持療法が有効

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進行性卵巣癌にヴォトリエントの維持療法が有効

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第3相臨床試験において初回化学療法完了後のヴォトリエント錠®(パゾパニブ)が、進行性卵巣癌患者における予後を改善した。この結果は2013年米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で発表された。

 

卵巣癌は、すでに進行したステージで診断されることが多いため、進行性卵巣癌に対する新たな、より効果的な治療法を見出すことの重要性が強調される。

 

ヴォトリエントは、癌や新たに血管を成長させるいくつかの生物学的経路を阻害する働きをもつ、経口薬である。これは、進行性腎細胞癌や進行性悪性軟部腫瘍の治療に使われている。

 

ヴォトリエントを卵巣癌の治療薬として評価するため、研究者らは、ステージ3かステージ4の卵巣癌、卵管癌、または原発性腹膜癌の940人の女性を対象として第3相臨床試験を行った。試験参加者の全員が、試験までに手術および初回化学療法を受けていた。化学療法が効き癌の病状が進行しなかった女性のみが本試験に参加できた。

 

化学療法の完了後、試験参加者は、ヴォトリエントかブラセボのうちどちらかを毎日、2年にわたって投与された。初期治療に患者が反応している間に、かつ癌の進行がみられるより前にされる治療、いわゆる維持療法である。

 

ヴォトリエントを用いた維持療法は、無増悪生存期間(癌の悪化のない生存期間)を延長した。ヴォトリエント投与群の無増悪生存期間は17.9カ月で、ブラセボ群は12.3カ月だった。ヴォトリエントの副作用には高血圧、下痢、悪心、頭痛、そして倦怠感が含まれた。

 

これらの結果から、ヴォトリエントの維持療法が進行性卵巣癌の女性における癌の進行を遅らせることが分かる。より長期にわたる追跡調査によって、ヴォトリエントが全生存期間に及ぼす効果についての情報が得られるだろう。

 

参考文献:

Reference: Du Bois A, Floquet A, Kim JW et al. Randomized, double-blind, phase III trial of pazopanib versus placebo in women who have not progressed after first-line chemotherapy for advanced epithelial ovarian, fallopian tube, or primary peritoneal cancer (AEOC): results of an international Intergroup trial (AGO-OVAR16). Presented at the 49th Annual Meeting of the American Society of Clinical Oncology. May 31-June 4, 2013; Chicago, IL. Abstract LBA5503.

 


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原文掲載日

翻訳内藤裕子

監修喜多川 亮(産婦人科/NTT東日本 関東病院)

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