2012年診療の質シンポジウムより、癌診療の質の向上についての研究発表ハイライト | 海外がん医療情報リファレンス

2012年診療の質シンポジウムより、癌診療の質の向上についての研究発表ハイライト

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2012年診療の質シンポジウムより、癌診療の質の向上についての研究発表ハイライト

米国臨床腫瘍学会(ASCO)

速報

バージニア州アレキサンドリア発―2012年診療の質シンポジウムで発表される5つの追加的研究が、癌診療がもたらす治療の質をいかにして改善できるかについてのヒントを提供する。このシンポジウムは11月30日から12月 1日まで、サンディエゴのマンチェスターグランドハイアットで開催される。

 

マスメディアへの注意事項:
ASCO癌情報委員会のメンバーであるJyoti Patel医師の声明は全てが引用可能であり、部分的、あるいはその全部を利用することができる。

 

抄録番号69
若年成人癌の長期サバイバーにおける画像診断の割合

Corinne Daly理学士、理学修士
トロント大学医学研究所
トロント

口頭抄録セッションA
2012
年11月30日金曜日10:50-11:00AM 太平洋沿岸標準時間
マンチェスターグランドハイアット、ダグラスパビリオンB

「ここ数年の間、臨床治療ガイドラインは、青年期や若年成人の癌サバイバーの検査数を減らすよう提言しています。残念ながら未だに画像診断の過剰利用されているのが見受けられ、それとともに検査結果に対する不安や不要な放射線被ばくが増大しています。この問題を軽減するために、われわれは内科医、一般医および患者に対して教育を行っています」。

Jyoti Patel医師、ASCO癌情報委員会

 

抄録番号73
放射線腫瘍医がBlue Cross Blue Shield of Massachusetts (BCBSMA)と共同で定めた強度変調放射線治療(IMRT)の合理的利用法

Harvey J. Mamon医学博士
ダナファーバー癌研究所
ブリガム&ウィメンズ病院
ボストン

口頭抄録セッションB
2012
年12月1日土曜日11:45-11:55AM 太平洋沿岸標準時間
マンチェスターグランドハイアット、ダグラスパビリオンB

「多くの病院が、強度変調放射線治療(IMRT)を不必要に利用している可能性があります。治療手段を医師と患者の両方にとって最大限に利用するためには、必要な時にだけIMRTが使われるようにしたいと考えています。この研究は、放射線腫瘍医がIMRTを利用すべき時を判断するのに役立つモデルを提供します」。

Jyoti Patel医師、ASCO癌情報委員会

 

抄録番号285
データに基づく癌患者中心のメディカルホームへの転換

John David Sprandio医師
腫瘍内科学および血液学コンサルタント
デラウェアカウンティー記念病院
ドレクセルヒル、ペンシルベニア州

一般セッションII:機能モデル:多種多様な情報の統合 (パートI)
2012
年11月30日金曜日2:10-2:30PM 太平洋沿岸標準時間
マンチェスターグランドハイアット、ダグラスパビリオンB

「すべての医療行為に、電子カルテ(EMR)を適応しようとする試みがありますが、EMRの実施だけでは治療は改善されません。この研究で述べられるような患者中心のメディカルホームをもつことで、EMRシステムの質は、その利用と同時に改善されるでしょう。なぜならば、それによって専門家のデータを統合し、患者のケアを国のガイドラインに沿って行うことができるからです」。

Jyoti Patel医師、ASCO癌情報委員会

 

抄録番号287
地域の癌センターの医師と疾患部位特異的専門家とを結びつけることで癌治療を改善する

Patricia H. Hardenbergh医師
Shaw Regional
癌センター
Vail Valley
医療センター
エドワード、コロラド州

口頭抄録セッション B
2012
年12月1日土曜日12:05-12:15PM 太平洋沿岸標準時間
マンチェスターグランドハイアット、ダグラスパビリオンB

「この研究で述べられるオンライン技術は、地域の放射線腫瘍医が、専門家委員会と一緒に症例について議論したり放射線治療プランを見直したりすることを可能にします。それらの議論によって、治療決定に変化がもたらされます。辺境でサービスが十分に受けられない地域で、診断を受けるために患者が赴かなければならない代わりに遠隔医療相談が可能になることは、非常に有用でしょう」。

Jyoti Patel医師、ASCO癌情報委員会

 

この研究はASCO Improving Cancer CareグラントのConquer Cancer 基金、Susan G Komen for the Cure®から資金援助を受けている。

 

抄録番号298
マンモグラフィー検診におけるコンピューターに基づく乳癌リスク評価プログラムの実施による短期結果

Debra M. Ray医師
Leon Hess
がんセンター、 MonmouthメディカルセンターJacqueline M. Wilentz総合乳がんセンター
ロングビーチ、ニュージャージー州

一般ポスターセッションB
2012
年12月1日土曜日12:30-2:00PM 太平洋沿岸標準時間
マンチェスターグランドハイアット、ダグラスパビリオンC

「高リスクの乳癌のスクリーニングには、多くの時間と費用がかかるため、しかるべき患者を対象にしたいと考えています。この研究では診療に際して、つまりマンモグラフィー検診の時点で、乳癌を発症する危険性の高い女性を識別するためのコンピューターに基づくモデルを提案しています」。

Jyoti Patel医師、ASCO癌情報委員会

 

ASCO’s Cancer.Netの関連リンク:

治療施設の決定
医師の選択
QOPI®認定資格について
乳癌の手引き
• 乳癌の遺伝学
乳房切除 – 知っておくこと
再発に対する不安への対処
不確定性への対処
進行性癌治療プログラム
緩和ケア
終末期ケア

原文掲載日

翻訳井上陽子

監修榎本 裕(泌尿器科/東京大学医学部付属病院)

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