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スタチンが癌死亡率の低下と関連

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スタチンが癌死亡率の低下と関連

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癌と診断される前にスタチン(コレステロール低下薬)を使用した癌患者は、癌による死亡のリスクが15%低いという研究結果がNew England Journal of Medicine誌に発表された。[1]

 

スタチンはコレステロール低下薬であり、米国では最も一般的な処方薬である。スタチンはその心血管系の効果に加え、前立腺癌、大腸癌などある種の癌のリスクを低下させる可能性があると示唆する研究もある[2][3]。しかし、スタチンがリスクを低下させるという証拠を示している研究はほとんどなかった。[4][5]

 

デンマークの研究者らは、デンマーク全国データベースのデータを使用して、デンマークの全人口で1995年から2007年に癌と診断され2009年まで追跡した患者の死亡率を評価した。40歳以上の患者では、18,721人が癌と診断される前にスタチンを定期的に使用しており、277,204人はスタチンを一度も使用したことがなかった。

 

追跡期間の1,072,503人年において、162,067人が癌で死亡し、14,489人が心血管系疾患で死亡し、19,038人が他の原因で死亡した。癌死亡のリスクは、スタチンの使用歴のない患者より、スタチンの使用患者で有意に低い(15%)ことが、統計解析により示された。さらに総死亡率(あらゆる原因による死亡のリスク)もまた、スタチン使用患者で低かった。スタチンの用量にかかわらず、その結果は同様であった。

 

関連性についての原因は不明である。研究者らは、スタチンの使用は単に健康意識の高まりを示すものであり、それが結果に影響を与えた可能性があると指摘した。スタチンの使用と癌による死亡の関係を継続して評価するために、さらに研究が実施される。

 

参考文献:
[1] Nielsen SF, Nordestgaard BG, Bojesen SE. Statin Use and Reduced Cancer-Related Mortality. New England Journal of Medicine. 2012; 367: 1792-1802.
[2] Hamilton RJ, Banez LL, Aronson WJ, et al. Statin Medication Use and the Risk of Biochemical Recurrence After Radical Prostatectomy: Results From the Shared Equal Access Regional Cancer Hospital (SEARCH) Database. Cancer [early online publication]. June 28, 2010.
[3] Gutt R, Tonlaar N, Kunnavakkam R, et al. Statin use and risk of prostate cancer recurrence in men treated with radiation therapy. Journal of Clinical Oncology [early online publication]. April 26, 2010.
[4] Bonovas S, Filioussi K, Flordellis CS, Sitaras NM. Statins and risk of colorectal cancer: a meta-analysis of 18 studies involving more than 1.5 million patients. Journal of Clinical Oncology. 2007;25:3462-3468.
[5] Coogan PF, Smith J, Rosenberg L. Statin Use and Risk of Colorectal Cancer. Journal of the National Cancer Institute. 2007;99:32-40.

 


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原文掲載日

翻訳山口夏代

監修辻村信一(獣医学/農学博士/メディカルライター)

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