2017年08月の記事一覧

全ゲノム領域における、がん依存性マップの原案を発表の画像

全ゲノム領域における、がん依存性マップの原案を発表

初の結果では、760超の遺伝子依存が複数のがんにわたって存在することが明らかになった。このことは、新規治療薬開発の可能性を示している。 がんの遺伝的リスクの総合カタログを作る最大の取り組みの1つである本研究において、ハーバード大学マサチュー
トラスツズマブ エムタンシンがHER2陽性転移性乳がん患者の生存期間を改善の画像

トラスツズマブ エムタンシンがHER2陽性転移性乳がん患者の生存期間を改善

トラスツズマブ エムタンシン(カドサイラ)がHER2タンパクを過剰発現する転移性乳がん患者の生存期間を改善することが2つのランダム化国際共同試験の最終結果で確認された。   抗体薬物複合体であるトラスツズマブ エムタンシン(一般的
毎日新聞(8月20日朝刊)に掲載されましたの画像

毎日新聞(8月20日朝刊)に掲載されました

当ウェブサイトが毎日新聞(8月20日朝刊)に掲載されました。 毎日新聞に当ウェブサイトおよび野中副理事長の紹介をいただきました。 くらしナビ「がん あふれる不正情報」記事文中に野中副理事長がサイトを開設した経緯や運営について 「がんの情報を
ハイリスク医療機器承認時の試験、厳密さに欠けるおそれの画像

ハイリスク医療機器承認時の試験、厳密さに欠けるおそれ

医療機器変更の根拠となる試験の多くは厳密さに欠け、バイアスの可能性がある   カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)およびイェール大学医学部の研究者らの新しい研究によると、ハイリスク医療機器の設計または使用の際の変更を検
前立腺がんの監視療法の画像

前立腺がんの監視療法

MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDA、ブリナツモマブをフィラデルフィア染色体陽性前駆B細胞急性リンパ性白血病に適応拡大の画像

FDA、ブリナツモマブをフィラデルフィア染色体陽性前駆B細胞急性リンパ性白血病に適応拡大

米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月11日、成人および小児における再発性または難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)の治療薬として、blinatumomab[ブリナツモマブ](商品名:Blincyto[ブリンサイト]、Amge
妊よう性とがんに関する5つのポイントの画像

妊よう性とがんに関する5つのポイント

Aditi Narayan氏はLIVE STRONG財団のソーシャルワーカーであり、研究および評価プログラムマネージャーでもあります。Narayan氏は地域型ナビゲーションプログラム、およびLIVE STRONG財団がんサバイバー研究の実施
男性の妊よう性へ治療がおよぼす影響とその温存の画像

男性の妊よう性へ治療がおよぼす影響とその温存

2016年3月 Cancer.Net編集委員会承認 多くのがん治療が妊よう性に影響を及ぼします。この影響は、一時的な場合も永続的な場合もあります。妊よう性とは、子どもを作ることができる状態です。子どもを作ることができない状態が不妊です。 &
4期非小細胞肺がん(NSCLC)のガイドライン改定の画像

4期非小細胞肺がん(NSCLC)のガイドライン改定

米国臨床腫瘍学会(ASCO)診療ガイドラインが改定され、進行した非小細胞肺がん(NSCLC)の治療における免疫療法の役割が明確になる。またこの改定では、腫瘍のEGFR、ALK、およびROS1遺伝子に変化がある患者に対する分子標的薬の適応につ
くすぶり型骨髄腫に対する免疫療法の画像

くすぶり型骨髄腫に対する免疫療法

MDアンダーソン OncoLog 2017年8月号(Volume 62 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
血漿中EBV検査が上咽頭がんスクリーニングに有効な可能性の画像

血漿中EBV検査が上咽頭がんスクリーニングに有効な可能性

上咽頭がんのスクリーニングにおける血漿中のEBウイルスDNAの前向き解析   ある前向き研究で、循環エプスタイン・バー・ウイルス(EBV)DNAが、香港の無症候の参加者20,174人から採取された血漿検体で測定され、309人の陽性
歯周病が複数のがんでリスク増加と関連の画像

歯周病が複数のがんでリスク増加と関連

喫煙者、非喫煙者ともにがんリスクが上昇   米国がん学会(AACR)のCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌で発表された研究結果によると、閉経後の女性においては、喫煙歴が
イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認の画像

イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認

イピリムマブは、小児患者と成人患者で一貫した安全性プロファイルおよび同等の薬剤濃度を示した。   トピック:特定の状況におけるがん/メラノーマ(悪性黒色腫)および他の皮膚がん/がんの免疫および免疫療法   2017年7月
陽子線治療が英国内で可能に―患者にとってその意味とは?の画像

陽子線治療が英国内で可能に―患者にとってその意味とは?

放射線治療シリーズ全2回 第2回目 放射線治療に関する新ブログシリーズの第2回目では、陽子線治療のテーマを掘り下げ、この治療法のメカニズム、言われているほどの価値があるのか、そして英国における陽子線治療の最新動向についてお伝えします。 &n
がん患者の妊娠出産:妊よう性の支援とさまざまな選択肢の画像

がん患者の妊娠出産:妊よう性の支援とさまざまな選択肢

がん治療によっては子供を持つことが難しくなる場合があります。子供を持つ能力は妊よう性と呼ばれます。 生殖器を害する化学療法、放射線療法および外科手術は妊よう性に影響を及ぼす可能性があります。不妊症は以下の原因によって引き起こされることがあり
悪性骨腫瘍患者の治療におけるがん標的薬BMTP-11の可能性の画像

悪性骨腫瘍患者の治療におけるがん標的薬BMTP-11の可能性

BMTP-11が高リスク骨肉腫を標的とすることが前臨床試験で明らかに 悪性骨腫瘍の中でもっとも多い骨肉腫は治療困難であるが、この重大な疾患の新たな治療戦略として、骨転移を標的とするペプチド模倣薬(BMTP-11)が有望であることがテキサス大
FDAが卵巣がん維持療法にオラパリブ錠を承認の画像

FDAが卵巣がん維持療法にオラパリブ錠を承認

2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、プラチナベース化学療法に完全奏効または部分奏効となった再発性の上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんの成人患者に対する維持療法としてolaparib(オラパリブ)錠(商品名:Lynpar
FDAが再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病にinotuzumab ozogamicinを承認の画像

FDAが再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病にinotuzumab ozogamicinを承認

2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)成人患者の治療にイノツズマブ オゾガマイシン[inotuzumab ozogamicin](商品名:BESPONSA)(Wyeth Ph
心停止後進行がん患者の生存率の低さ、終末期ケア意思決定の一助にの画像

心停止後進行がん患者の生存率の低さ、終末期ケア意思決定の一助に

病院の新しいデータが進行がんのケアプランニングに役立つかもしれない。   ASCOの観点   「この研究は、医師は患者と終末期ケアについて早い段階の率直な話し合いをする必要がある、という事実を強固にしました。進行がん患者でも蘇生を
FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨の画像

FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨

審査官らは、2つのバイオシミラー(バイオ後続品)とその参照製品との間に臨床的に有意な差がないと判断 2017年7月13日、米国食品医薬品局(FDA)抗腫瘍薬諮問委員会(ODAC)は、ベバシズマブ(アバスチン)とトラスツズマブ(ハーセプチン)
Vyxeosの画像

Vyxeos

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、これらの情報は現在試験が行われている未承認の使用法に対しても適応
COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果の画像

COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果

COX-2 阻害薬の追加投与により抗PD1免疫療法薬に対する反応性が改善するが、その理論的根拠が研究で得られた   前臨床研究においてタンパク質であるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)を恒常的に発現する腫瘍はシ
がん治療の悪心・嘔吐管理に関するASCOガイドライン改定の画像

がん治療の悪心・嘔吐管理に関するASCOガイドライン改定

米国臨床腫瘍学会(ASCO)臨床診療ガイドラインが更新され、がん治療において悪心および嘔吐を予防する医薬品が新規に追加された。7月31日に発表された最新情報では、オランザピン、NK1受容体拮抗薬およびデキサメタゾンの適正使用に関する新しいエ
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FDAが慢性C型肝炎にMavyretを承認

米国食品医薬品局(FDA)は本日、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)遺伝子1型〜6型を有し、肝硬変(肝臓病)を認めないか、軽度の肝硬変を認める成人の治療薬として、Mavyret(商品名:成分はglecaprevirおよびpibrentasvir