2017年08月の記事一覧

FDAが特定の予後不良の急性骨髄性白血病に初めてVyxeosを承認の画像

FDAが特定の予後不良の急性骨髄性白血病に初めてVyxeosを承認

米国食品医薬品局(FDA)は本日、2種類の成人急性骨髄性白血病(AML)の治療にVyxeos(商品名)を承認した。対象となるのは新たに診断された治療関連AML(t-AML)または骨髄異形成に関連した変化を有するAML(AML-MRC)である
小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良の画像

小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良

第2の原発がんを発症した場合、40歳未満の患者は40歳以上の成人より生存率が低い   あらゆる年齢層のがん患者100万人以上について解析した結果、二次性原発悪性腫瘍(primary malignant neoplasm:SPM)(
BRCA1、BRCA2遺伝子変異の発がんリスクを確認の画像

BRCA1、BRCA2遺伝子変異の発がんリスクを確認

国際的研究者チームは、遺伝的にBRCA変異を有する女性の、乳がんならびに卵巣がんの発症リスクに関する初めての大規模前向き研究の結果を発表した。   BRCA1およびBRCA2遺伝子は、細胞が損傷したDNAを修復する際に重要なタンパ
タバコ関連の疾病及び死亡対策の転換へ、FDAが包括的規制案を発表の画像

タバコ関連の疾病及び死亡対策の転換へ、FDAが包括的規制案を発表

タバコに含まれるニコチンを中毒性のないレベルに下げることで、タバコ規制の将来予測を高めることを目指す 米国食品医薬品局(FDA)は本日、タバコとニコチンの規制に関する新たな包括的計画を発表した。これは、子供たちをさらに十分に保護し、タバコ関
FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認の画像

FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認

米国食品医薬品局(FDA)は本日、新規分子標的薬enasidenib(商品名:Idhifa)を、特定の遺伝子変異をもつ再発または治療抵抗性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とする治療薬として承認した。この薬剤の承認はコンパニオン診
BRCA変異陽性で卵巣がん既往女性への乳房切除術は効果が薄いの画像

BRCA変異陽性で卵巣がん既往女性への乳房切除術は効果が薄い

予防手術は生存への有益性が少なく高コストと研究で判明 BRCA遺伝子の変異は、乳がんおよび卵巣がんの生涯の発症リスクの上昇と呼応しており、この遺伝子変異を有する女性の多くが予防措置として乳房切除術または卵巣および卵管の摘出を検討する。 &n
RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響の画像

RAS変異と大腸がん肝転移 ― 遺伝子変異が局所治療に影響

MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認の画像

FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月2日、1種類以上の治療で効果がみられなかった慢性移植片対宿主病(cGVHD)の成人患者の治療薬として、イブルチニブ(商品名:イムブルビカ)の適応を拡大した。cGVHDの治療薬としては、本剤が初めての
サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向の画像

サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向

喫煙に関連のあるがんサバイバーと社会経済的に不利な状況にあるサバイバーは、受動喫煙率が高い傾向   1999/2000年から2011/ 2012年の期間において、非喫煙成人がんサバイバーの受動喫煙が39.6%から15.7%に低下し
FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認の画像

FDAがニボルマブをミスマッチ修復機能欠損または高頻度マイクロサテライト不安定性の大腸がんに迅速承認

米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月31日、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、およびイリノテカンによる治療後に進行した、ミスマッチ修復機 能欠損(dMMR)または高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)を示す12歳以上の 転
HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在の画像

HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在

HER2陽性乳がんは、すべての浸潤性乳がんの約20%を占める。1980年代後半にこの受容体が同定されたことにより、乳がんの治療が劇的に進歩し、HER2増幅/過剰発現患者の予後が著しく改善された。 乳がんでは、HER2はHER2標的治療による
遺伝性の遺伝子変異で発生するがんの割合は増える可能性の画像

遺伝性の遺伝子変異で発生するがんの割合は増える可能性

この記事は、サイエンス・サージャリーシリーズ3回のうちの3番目の記事です。 ビクトリアの質問:「遺伝性の遺伝子異常により発生するがんは、現在考えられているよりも多いのでしょうか」。   この真相を探るため、遺伝学とがんリスクの専門
若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善の画像

若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善

今回の大規模第3相臨床試験の結果は同種幹細胞移植を受ける予定の若年急性骨髄性白血病(AML)患者または骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、強力な前処置を使用することが望ましいことを示唆している。   本試験において、大量化学
膀胱がん再発を予測する新しい簡易検査が考案の画像

膀胱がん再発を予測する新しい簡易検査が考案

British Journal of Cancer誌に掲載された論文によると、既存の検査法よりも早期かつ正確に膀胱がんの再発を感知する簡易検査が考案された。   リヨン大学病院の研究者らは、膀胱がん患者348人の尿でTERTと呼ば
House Call ‐ がんによる疲労の画像

House Call ‐ がんによる疲労

MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL