2016年09月の記事一覧

FDAがオピオイド過剰摂取死をふせぐアプリ開発コンペ開催の画像

FDAがオピオイド過剰摂取死をふせぐアプリ開発コンペ開催

速報米国食品医薬品局(FDA)は本日、2016年ナロキソン・アプリコンペティションを発表した。このコンペティションは、増加傾向にあるオピオイド過剰摂取の蔓延に対抗する、革新的技術の開発に焦点を当てた公的なコンテストである。 FDA
がん免疫療法は、酸素により損なわれる可能性がマウス実験で示唆の画像

がん免疫療法は、酸素により損なわれる可能性がマウス実験で示唆

 多くのがんにとって一般的な転移部位である肺の内部において、抗がん免疫反応が阻害されるメカニズムを研究者らがマウス実験で特定した。このメカニズムには、T細胞の抗がん活性による酸素の阻害が関わっている。免疫細胞の酸素を感知する能力を
一部適応症で、ニボルマブ用量をFDAが改訂の画像

一部適応症で、ニボルマブ用量をFDAが改訂

Oncology Approved Drugs 米国食品医薬品局(FDA)は2016年9月13日、ニボルマブ(商品名:オプジーボ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)の用量を変更した。変更となるのは、既承認適応症のうち腎細胞がん、
適正体重でがんリスクは低下、肥満ではリスク増大の画像

適正体重でがんリスクは低下、肥満ではリスク増大

国際がん研究機関(IARC)は、過体重/肥満がこれまでに考えられていたよりも多くのがん部位の危険因子であることを見出した。   IARCがん予防ハンドブックプログラムによって新たに実施された評価により、過体重/肥満がこれまで立証さ
体脂肪とがんリスク:8種類のがんで新たに関連性が指摘の画像

体脂肪とがんリスク:8種類のがんで新たに関連性が指摘

英国医療サービス(NHS)   「医療専門家が、新たに8種類のがんを過体重または肥満に関連づけ、肥満が関連するがんは5種類から13種類へと、3倍近くに増加した」とDaily Mail紙は報じている。 これは、がんのリスク
サルモネラ菌を模倣したナノ粒子で化学療法抵抗性と闘うの画像

サルモネラ菌を模倣したナノ粒子で化学療法抵抗性と闘う

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ マサチューセッツ大学医学部での研究者らは、化学療法抵抗性の機序 に対抗できる可能性のあるサルモネラ菌(細菌の一種)をまねた ナノ粒子をデザインした。 Beth McC
血中の腫瘍DNAが免疫療法のバイオマーカーとなる可能性の画像

血中の腫瘍DNAが免疫療法のバイオマーカーとなる可能性

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ NCI研究者によるパイロット研究の結果、がん患者の血中を循環している腫瘍DNAは、治療開始後すぐに、ある種の免疫療法に患者が反応するかどうかを判定するバイオマーカーとなる可能性
ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定の画像

ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定

段階的な新薬承認申請(NDA)提出開始 2016年9月12日、腫瘍学に注力するバイオ医薬品企業のTESARO社は、米国食品医薬品局(FDA)が再発性プラチナ感受性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの治療に用いられるniraparib[
医薬品の広告の画像

医薬品の広告

MDアンダーソン OncoLog 2016年8月号(Volume 61 / Issue8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
ベネトクラックスが急性骨髄性白血病に効果の画像

ベネトクラックスが急性骨髄性白血病に効果

再発または化学療法に耐性がある急性骨髄性白血病(AML)患者、もしくは化学療法に対する忍容性がないと考えられるAML患者において、選択的BCL-2阻害剤venetoclax[ベネトクラックス](商品名:Venclexta)で奏効が得られ、一
遺伝子プロファイルでニボルマブが有効な腎がんが特定可能にの画像

遺伝子プロファイルでニボルマブが有効な腎がんが特定可能に

腫瘍の代謝関連遺伝子が治療効果無効との間に相関を示す   PD-L1タンパクが陽性で抗PD-1治療薬ニボルマブ(商品名:オプジーボ)が奏効しなかった腎細胞がん患者では、PD-L1陽性でニボルマブが奏効した患者よりも代謝に関わる遺伝
 FDAがオピオイド系とベンゾジアゼピン系薬剤の併用に警鐘の画像

 FDAがオピオイド系とベンゾジアゼピン系薬剤の併用に警鐘

[2016年8月31日]薬局、内科、精神科、神経内科、家庭医療向け 課題:オピオイド系薬剤とベンゾジアゼピン系薬剤または他の中枢神経系抑制薬が広く併用されるようになり、呼吸回数の低下や呼吸困難および死亡といった重篤な副作用を引き起
免疫細胞の種類によりメラノーマの免疫療法への反応が予測可能の画像

免疫細胞の種類によりメラノーマの免疫療法への反応が予測可能

カリフォルニア大学サンフランシスコ校腫瘍内の「部分的に疲弊したCD8陽性細胞」が多い患者はすべて治療に反応 カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究者と医師らが主導した新しい研究によると、メラノーマ(悪性黒色腫)にお
TCGAデータのパワー:がんゲノムアトラスの画像

TCGAデータのパワー:がんゲノムアトラス

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ このビデオは、がんゲノムアトラス(TCGA:The Cancer
甲状腺がんのリンパ節切除のための“転移確率”データの画像

甲状腺がんのリンパ節切除のための“転移確率”データ

デューク大学医療センター進行甲状腺がん患者の手術をする外科医は、再発リスクを低減するためにどれだけ多くのリンパ節を切除するべきかを決める際に、矛盾を感じることが多い。 もし十分なリンパ節を切除して評価しなければ、がんを取り残す可能
腫瘍マーカーの画像

腫瘍マーカー

NCIファクトシート 腫瘍マーカーとは何ですか?腫瘍マーカーは、がんまたは特定の良性(非がん性)の腫瘍に反応して、腫瘍細胞や身体の他の細胞により産生される物質です。多くの腫瘍マーカーは、正常細胞と同様がん細胞により産生されます。し
卵巣がん経過観察にCA-125およびCT検査は有益性の証明なく汎用の画像

卵巣がん経過観察にCA-125およびCT検査は有益性の証明なく汎用

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 卵巣がん患者の再発を見つけるための経過観察で、有益性が示されなかったにもかかわらず、医師らが定期的にCA-125血液検査を使用し続けていることが、2009年に発表されたランダム化臨床試験
がんの手術用語の画像

がんの手術用語

MDアンダーソン OncoLog 2016年7月号(Volume 61 / Issue7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
ニボルマブは転移性膀胱がん患者の腫瘍負荷を軽減するの画像

ニボルマブは転移性膀胱がん患者の腫瘍負荷を軽減する

MDアンダーソン OncoLog 2016年7月号(Volume 61 / Issue7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
LOXO-101がNTRK融合遺伝子陽性腫瘍を縮小の画像

LOXO-101がNTRK融合遺伝子陽性腫瘍を縮小

MDアンダーソン OncoLog 2016年7月号(Volume 61 / Issue7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
PD-1阻害剤に対する獲得耐性のメカニズム解明への画像

PD-1阻害剤に対する獲得耐性のメカニズム解明へ

がんの免疫耐性化メカニズムに関連する遺伝子変異   悪性黒色腫(メラノーマ)に対する抗PD-1治療で約75%の患者が長期奏効し、奏効期間は数年に及ぶが、時間が経ってから再発をきたす晩期再発例が報告されている。このようながんが免疫を
骨髄移植は末梢血幹細胞移植に比べ、患者のQOLが高いの画像

骨髄移植は末梢血幹細胞移植に比べ、患者のQOLが高い

フレッドハッチンソンがん研究センター 全米を対象とする大規模研究の結果、骨髄移植患者の方が良好な心理状態にあり、移植片対宿主病が少なく仕事に復帰できる見込みが高いことが見出された。   JAMA Oncology誌に報告された全米
非浸潤性乳管がんの新コンセンサスガイドラインの画像

非浸潤性乳管がんの新コンセンサスガイドライン

プレスリリース 外科腫瘍学会(SSO)、米国放射線腫瘍学会(ASTRO)、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が非浸潤性乳管がんにおける全乳房照射併用の乳房温存手術での断端に関する共同声明を発表 米国のがん主要3学会は、本日、全
骨髄移植と血幹細胞移植の画像

骨髄移植と血幹細胞移植

NCIファクトシート 骨髄や造血幹細胞とは何ですか?骨髄は骨の中にある柔らかく、スポンジのようなものです。それは造血幹細胞又は、血液を形成する幹細胞として知られている未熟な細胞を含んでいます。(造血幹細胞は胚幹細胞と異なっています