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前立腺癌の治療において間欠的ホルモン療法は持続的ホルモン療法と同等に有効

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前立腺癌の治療において間欠的ホルモン療法は持続的ホルモン療法と同等に有効

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休薬期間を伴う間欠的ホルモン療法は、前立腺癌の治療後にPSA濃度が上昇した無症状の男性において、持続的ホルモン療法と同等に有効であるという研究結果がNew England Journal of Medicine誌に発表された。

 

アンドロゲン除去療法とも呼ばれるホルモン療法は、テストステロンによるホルモン依存性のタイプの前立腺癌の増殖刺激を阻害することを目的としている。持続的なアンドロゲン除去療法は、骨粗しょう症、ホットフラッシュおよび性欲減退などの副作用をもたらすこと、また前立腺癌の多くがいずれはホルモン療法抵抗性となることから、研究者らは他の治療法の探索を続けている。

 

間欠的ホルモン療法は、治療の施行方法を変えた治療法である。間欠的ホルモン療法では、患者は十分な治療効果が得られるまでホルモン療法を受けたのち、休薬して無治療とする。このサイクルを必要に応じて繰り返す。間欠的ホルモン療法は、副作用を減らし、ホルモン抵抗性となるのを遅らせる可能性がある。

 

研究者らは、間欠的ホルモン療法と持続的ホルモン療法を比較するために、放射線治療を受けた限局性前立腺癌の男性で、PSA濃度が上昇(>3ng/ml)した1,386人を登録した。患者は、間欠的ホルモン療法と持続的ホルモン療法を受ける群に無作為に割り付けられた。間欠的ホルモン療法では、8カ月間の治療の後、臨床的に病気の進行が認められず、PSA濃度が4ng/ml未満で、前回の測定値と比べて上昇が1ng/ml以内であれば治療を休止した。間欠的ホルモン療法群の患者は、2カ月毎にPSA濃度を測定し、値が10ng/mlを超えた場合は、8カ月間の治療を再開した。

 

この研究の主要評価項目は全生存期間で、副次的評価項目は生活の質およびホルモン抵抗性となるまでの期間とした。この研究は、間欠的ホルモン療法群の全生存期間が、持続的ホルモン療法群に比べて劣らないことが明らかとなった時点で早期に終了した。

 

間欠的ホルモン療法群の患者の全生存期間の中央値は8.8年で、持続的ホルモン療法群は9.1年であった。間欠的ホルモン療法を受けた患者では、特に身体機能、倦怠感、排尿障害、ホットフラッシュ、性欲および勃起機能に関して、よりよい生活の質が認められた。前立腺癌に関連した7年死亡率の推計は、間欠的ホルモン療法群で18%、持続的ホルモン療法群で15%であり、統計的な有意差はなかった。

 

研究者らは、間欠的ホルモン療法は持続的ホルモン療法と同等に有効で、生活の質を改善する可能性があると結論付けた。

 

参考文献:

Cook JM, O’Callaghan CJ, Duncan G, et al. Intermittent androgen suppression for rising PSA level after radiotherapy. New England Journal of Medicine. 2012; 367: 895-903.

 

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原文掲載日

翻訳徳井陽子

監修榎本 裕(泌尿器科/東京大学医学部付属病院)

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