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ビタミンB6と肺癌発症の低リスクに関連性

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ビタミンB6と肺癌発症の低リスクに関連性

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ビタミンB6の血中濃度が高い人は低い人より肺癌を発症するリスクがより低い傾向にあることが、Journal of the American Medical Association誌に発表された研究結果によって明らかになった。[1]
肺癌は米国では依然として癌による死因の第1位である。喫煙は肺癌予防の最善の方法の1つであるが、研究者らは食物要因を含む他の予防方法を研究中である。

 

1992年から2000年にかけて、European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC)は10カ国38万人から血液サンプルを収集し、そのうち899人の参加者が12年間のフォローアップ期間中に肺癌を発症した。これらの参加者と年齢、性別、国、採取日を揃えた1,770人の参加者を対照群とした。

 

研究者らは4種類のビタミンB(B2、B6、葉酸、 B12)と2種類のアミノ酸(メチオニンとホモシステイン)の血中濃度を測定した。その結果、すべての参加者のうちビタミンB6の血中濃度が最も高い方から25%以内の人たちは、最も低い人たちと比較して肺癌の発症リスクが半分以下であった。同様に、メチオニンの血中濃度が高い人たちの肺癌発症リスクは約半分であった。高レベルの葉酸(B9)の肺癌予防効果はやや低いものの、B6、メチオニン、葉酸が揃って高い場合には、喫煙の有無に関わらず肺癌の発症率は3分の1に減少した。

 

研究者らはビタミンB6とメチオニンの血中濃度と肺癌発症リスクには負の相関性があると結論付けた。これらの栄養素のサプリメントの摂取が、肺癌予防ための確実な方法であると結論づけるのは早すぎるかもしれない。しかし、これらの栄養素の予防効果は、さらなる研究の必要性を示唆している。

 

参考文献:
[1] Johansson M, Relton C, Ueland PM, et al. Serum B vitamin levels and risk of lung cancer. JAMA. 2010; 303: 2377-2385.

 


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原文掲載日

翻訳芝原広子

監修朝井鈴佳(獣医学・免疫学)

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