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ゾメタが多発性骨髄腫の生存期間を改善

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ゾメタが多発性骨髄腫の生存期間を改善

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多発性骨髄腫と新たに診断された患者をゾメダ(ゾレドロン酸)で治療すると、全生存期間および無増悪生存期間を延長すると思われる。この所見が最近、Lancet誌で報告された。
多発性骨髄腫は身体の免疫系の一部である白血球の特別なタイプである形質細胞の癌である。多発性骨髄腫患者は、血液や尿で検出できるほど大量の機能を失った抗体を産生する異常な形質細胞を多数保有する。

 

ゾメタはビスホスホネート製剤の一種で、通常骨転移または多発性骨髄腫の骨合併症のリスクを軽減するために用いられている。これまでの研究で、ゾメタは抗癌作用を有す可能性も示してきた。

 

骨合併症の予防に加えて、ゾメタが多発性骨髄腫患者の生存期間を延長させることができるかどうかを検討するために、研究者らは英国の120の癌センターの1970人の患者を対象に第3相臨床試験を実施した。参加者は多発性骨髄腫と新たに診断された18歳以上の患者であった。目的は、ゾメタの全生存期間、無増悪生存期間、奏効率を別のビスホスホネート製剤クロドロン酸と比較して判定することであった。患者1960人の結果が利用可能であった(ゾメタ群981人、クロドロン酸群979人)。

 

中央値3.7年間の追跡期間で、ゾメタ群の死亡率はクロドロン酸群より16%減少した。

•全生存期間の中央値はゾメタ群の方が5.5カ月長かった。
•無増悪生存期間はゾメタ群で12%改善した。
•無増悪生存期間中央値はゾメタ群の方が2カ月長かった。
•ゾメタは骨合併症をより効果的に予防した。
•ゾメタおよびクロドロン酸はともに忍容性が良好であった。
•ゾメタの生存期間に対する影響は骨合併症に対する影響とは無関係であった。

 

研究者らは、ゾメタが新たに多発性骨髄腫と診断された患者で全生存期間を改善する可能性があると結論付けた。また、ビスホスホネート製剤には骨合併症を予防するだけでなく疾患をコントロールする可能性があるため、ゾメタをこれら患者集団に対する一次治療薬として用いることを示唆した。

 

参考文献:
Morgan GJ, Davies FE, Gregory WM, et al. First-line treatment with zoledronic acid as compared with clodronate in multiple myeloma (MRC Myeloma IX): a randomised controlled trial. The Lancet [early online publication]. December 4, 2010.

 


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原文掲載日

翻訳有田香名美

監修榎真由

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