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2007/05/01号◆注目の臨床試験「T細胞性リンパ腫治療にRomidepsin」

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2007/05/01号◆注目の臨床試験「T細胞性リンパ腫治療にRomidepsin」

同号原文

NCI Cancer Bulletin2007年5月1日号(Volume 4 / Number 16)
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◇◆◇ 注目の臨床試験 ◇◆◇

T細胞性リンパ腫治療にRomidepsin

臨床試験名

皮膚T細胞性リンパ腫、再発末梢T細胞性リンパ腫およびその他の成熟T細胞性リンパ腫におけるFR901228 (Depsipeptide[デプシペプチド])の第2相試験(NCI-01-C-0049)。試験プロトコルの要旨は以下を参照のこと。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/NCI-01-C-0049

臨床試験責任医師

Dr. Susan E. Bates、Dr. Richard Piekarz, NCI Center for Cancer Research(NCI癌研究センター)

試験の概要

NCIキャンサーブレティン2004年1月13日号で初めて取り上げたこの第2相臨床試験の責任医師らは現在、新たな試験対象患者群、つまりコホートを確立するため、皮膚T細胞性リンパ腫を有する患者を求めている。

「本研究の最初のコホートで有望な反応が見られたことから、我々は、過去に2つ以下の化学療法レジメンを受けた皮膚T細胞性リンパ腫患者にターゲットを絞って、新たなコホートを作ることにしました。」と、Piekarz医師は述べる。

今回の試験は、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤であるromidepsin (FR901228, デプシペプチド)が皮膚T細胞性リンパ腫患者において寛解をもたらすのに役立つかどうかを調べるために行われている。

Bates医師は次のように語った。「今回の試験は、細胞増殖の機序を変える新しいクラスの薬剤を用いるという点で大変面白い。多くの化学療法剤が細胞障害を引き起こすのに対し、romidepsinのようなヒストン脱アセチル化酵素阻害剤は、癌細胞の中の細胞増殖を阻害する遺伝子を活性化することにより結果的に癌細胞を死に至らしめるのです。」

「皮膚T細胞性リンパ腫患者の30-40%で完全および部分寛解が得られており、現在もその反応は継続中である。末梢T細胞性リンパ腫患者の奏効率は、一貫して25%と安定しています。」と、Piekarz医師は述べた。

試験の参加基準

年齢18歳以上の皮膚T細胞性リンパ腫、末梢T細胞性リンパ腫およびその他の成熟T細胞性リンパ腫患者、計197人の登録を募集する。適格基準については以下を参照のこと。
http://cancer.gov/clinicaltrials/NCI-01-C-0049

試験を行っている施設と問合せ先

この試験の患者登録は複数の施設で行われる。問合せ先一覧は以下を参照。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/NCI-01-C-0049

または、NCIの臨床試験照会オフィス1-888-NCI-1937 (1-888-624-1937)に電話のこと。このフリーダイヤルへの通話内容については秘密厳守である。

過去の「注目の臨床試験」については以下を参照。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/ft-all-featured-trials

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野中 希  訳
榎本 裕  (泌尿器科医) 監修
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