アバスチン-Avastin (bevacizumab)安全性情報

原文
腫瘍医、その他の医療従事者向け

FDAとジェネンテック社は、医療従事者にアバスチンのラベルの警告、注意、有害事象、投与量と投与方法のセクションの改訂を通達した。静注5-FUベース化学療法と併用で用いられるアバスチンは、転移結腸直腸腺癌患者のファーストライン治療に適応されている。化学療法とアバスチン併用投与患者は化学療法のみの患者に比べ、脳梗塞、一過性脳虚血発作、心筋梗塞、狭心症などの動脈血栓症状が起こる確率が高い。死亡にいたる症例もある。 ランダマイズ、active コントロール試験で、化学療法併用アバスチンの使用は動脈血栓障害の確率が高かった(4.4% vs. 1.9%)。化学療法併用アバスチン患者で脳血管動脈障害 (1.9% vs. 0.5%)と、心血管動脈障害(2.1% vs. 1.0%)が多く発症した。さらに、血栓リスクは年齢(65歳以上)と相関関係があった。これらの障害リスクは、転移結腸直腸癌患者の全生存率を上げるアバスチンの効力と照らし合わせて考慮されるべきである。 [January 5, 2005 – Letter – Genentech]

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

大腸がんに関連する記事

【ASCO2024年次総会】大腸がん検査の格差是正にAI患者ナビゲーターが有用の画像

【ASCO2024年次総会】大腸がん検査の格差是正にAI患者ナビゲーターが有用

*このプレスリリースには、アブストラクトには含まれていない最新データが含まれています。ASCOの見解(引用)「都心部に住むマイノリティ集団におけるがん検査の格差が知られ...
KRAS G12C変異大腸がんにアダグラシブ+セツキシマブが臨床的有用性を示すの画像

KRAS G12C変異大腸がんにアダグラシブ+セツキシマブが臨床的有用性を示す

KRAS G12C阻害薬アダグラシブ [adagrasib](販売名:Krazati)と抗上皮成長因子受容体(EGFR)抗体セツキシマブ(販売名:アービタックス)の併用療法は、遠隔転移...
TP53変異陽性がんにトリフルリジン・チピラシルとタラゾパリブの併用は有望の画像

TP53変異陽性がんにトリフルリジン・チピラシルとタラゾパリブの併用は有望

研究者らは、TP53遺伝子に変異があるがん細胞を選択的に殺す薬剤組み合わせを特定した。その遺伝子変異は、大半の大腸がんや膵臓がんなど、あらゆるがん種の半数以上にみられる。

NCIが一部資...
大腸がんの増殖にFusobacterium nucleatum亜型が最大50%関連の画像

大腸がんの増殖にFusobacterium nucleatum亜型が最大50%関連

フレッドハッチンソンがん研究センターNature誌に発表された研究によると、Fusobacterium nucleatumの亜型がヒトの大腸がん増殖の根底にあり、スクリーニングや治療に...