ESMOバーチャル乳がん学会ハイライト(2021年5月5~8日開催)

5月5日〜8日、ESMO乳がん学会2021( ESMO Breast Cancer Congress 2021)バーチャル会議が開催された。

【ハイライト】

・民族的差異のインパクト

・閉経前早期乳がんの治療最適化

・術前/術後化学療法と免疫療法の最近の進歩

・基調講演「乳腺外科学研究の最先端」戸井雅和氏、5月8日土曜日14:15(中央ヨーロッパ時間)

プログラムでは以下のトピック等も取り上げる。
トランスレーショナルリサーチで得た知見をがん治療に臨床応用、新薬登場の兆し、より最適な治療を選択する分子機能診断やバイオマーカーの役割、臨床現場における最新の研究成果の活用。

各国の研究者から約200の研究報告が、口頭またはポスターで発表予定であり、Annals of Oncology誌の付録としてオンライン公開される。アブストラクトのタイトルは、オンラインプログラムで閲覧できる。

【報道関係者向け】
「乳がん再発時にみられるHER2発現の低下で、治療選択肢が広がる可能性」
 乳腺腫瘍がHER2低発現に進化する可能性があるという知見は、HER2低発現腫瘍に対して現在臨床試験中の抗体薬物複合体(ADC)治験薬など新たな治療薬の恩恵を受けられる患者数が拡大する可能性を示している。

「乳がん患者の健康上のさまざまな課題への対処には、フォローアップケアの個別化が必要」
 早期発見と早期治療の恩恵で、ヨーロッパのほぼ全域で診断後10年以上生存している女性は70%以上であり、乳がんはほぼ治癒可能な疾患となっている。そうした中、がん罹患後の生活の質は、患者としての人生の重要な側面となっているが、現在のフォローアップ基準では取り組みが不十分である。

翻訳担当者 山本哲靖

監修 辻村信一(獣医学・農学博士、メディカルライター)

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