AdHER2樹状細胞ワクチン臨床試験

日本語動画のURL:https://youtu.be/OhCr5_VdoZ0

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 
◆─────────────────◆ 

NCIの免疫学者でありワクチン研究者であるローレン・ウッド医師が、HER2陽性腫瘍を有する乳がんおよびその他のがんの患者向けにワクチンを開発する研究の一環として、今年(訳註:2013年)に開始した臨床試験について概要を説明します。

このビデオでウッド医師は、新たに始めた第1相AdHER2がんワクチン臨床試験の目的、アプローチ、科学的背景を語り、アニメーションを使って試験ワクチンの機序と現在利用できる標準治療との違いを説明しています。 このビデオは医療従事者を対象としており、臨床試験のアプローチの概要、ワクチンの科学的な知識、臨床試験の参加者候補にわかりやすく説明するための標準的な情報とインフォームドコンセントの資料を提供します。

また、この臨床試験の主な目的が、ワクチンの安全性と至適用量、抗腫瘍効果の有無の確認であることをわかりやすい言葉で強調しています。臨床試験への参加を検討している患者が、参加について相談する家族、友人、医療従事者にとっても参考になります。

ウッド医師の臨床試験についての詳細は、http://ccr.cancer.gov/staff/staff.asp?profileid=5570を参照してください。
 
出演者(出演順): 
Lauren Wood医師(NCIワクチン部門、国立衛生研究所臨床センター臨床試験責任医師) 
◆─────────────────◆

日本語版公開日

翻訳担当者 月橋純子

字幕指導寺田真由美

監修 大野 智(帝京大学医学部臨床研究医学講座 特任講師)

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

乳がんに関連する記事

【ASCO2025】イナボリシブ併用療法で、進行乳がんの生存延長と化学療法の遅延が可能にの画像

【ASCO2025】イナボリシブ併用療法で、進行乳がんの生存延長と化学療法の遅延が可能に

ASCOの見解(引用)「INAVO120試験では、未治療でPIK3CA変異を有するホルモン受容体陽性転移乳がん患者さんの生存期間を有意に改善する分子標的治療レジメンの有効性が示...
転移予測にがん細胞の「くっつきやすさ」を評価ー乳がんDCISで研究の画像

転移予測にがん細胞の「くっつきやすさ」を評価ー乳がんDCISで研究

研究者らは、他の部位にまだがんが転移していない患者の治療方針について、腫瘍医がより良い判断を下すのに役立つと期待される装置を開発した。この装置は、腫瘍サンプル中のがん細胞の「接着性(く...
乳がん化学療法による神経障害にアルゼンチンタンゴ ダンス療法の画像

乳がん化学療法による神経障害にアルゼンチンタンゴ ダンス療法

化学療法の副作用としてよくみられる神経障害を伴う乳がんサバイバーに、アルゼンチンタンゴをアレンジしたダンス療法が自然なバランスと感覚を取り戻す助けとなっている。化学療法によって変化した...
浸潤性乳がんの治療に手術不要の可能性の画像

浸潤性乳がんの治療に手術不要の可能性

薬物治療後の乳房手術を省略しても、患者は5年後もがんのない状態を維持していたネオアジュバント(術前)化学療法と標準的な放射線治療で完全奏効を示した早期乳がん患者にとって、手術は...