ESMO乳がん会議2023

ESMO乳がん会議2023

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)

ESMO乳がん会議2023は、2023年5月11日~13日、ドイツのベルリン、およびバーチャルプラットフォームを通じオンライン上で開催される。

プログラムの注目点

● 登場間近の新薬および最適な臨床的判断を行うための最新の臨床データ
  セッション:口演1口演2:ベスト演題、および革新的な内分泌療法

● HER2過剰発現のない乳がんにおける、進化する抗体薬物複合体技術の臨床的影響
  セッション:HER2とその先へ:HER2過剰発現のない乳がんにおける抗体薬物複合体(ADC)の役割

● より良い予後を得るための個別治療法:
  ・ トリプルネガティブ乳がん(TNBC)における従来型治療法からの移行
    セッション:早期乳がんにおける最適な治療戦略

  ・ 免疫療法で利益を得る集団を特定する重要性
    セッション:トリプルネガティブ乳がんにおけるチェックポイント阻害薬の向上、および早期乳がんにおける新薬開発:チェックポイント阻害薬およびPARP阻害薬

  ・ HER2陽性乳がん患者の術前治療戦略および治療選択肢を改善するバイオマーカーの選定方法
    セッション:術前治療戦略のためのバイオマーカーの選択

  ・ 内分泌療法耐性に関する新たな知見とHR陽性/HER2陰性の転移性乳がん治療を個別化する戦略
    セッション:進行性ルミナル乳がんにおける最適なシーケンス

  ・ 肥満患者に適応した治療法
    セッション:精密乳がん医療/個別化した乳がん医療の現状

  ・ 50歳未満、74歳以上の女性に対するスクリーニング方法の提案
    セッション:患者アドボカシー

● 科学に患者の声を盛り込む:研究においてどのような影響を与えるか?
  セッション:がん研究に患者の声を反映させよう

● リアルワールドデータは、品質、コスト、生存期間の方程式は解くことにどのように貢献するか
  セッション: リアルワールドデータの有用性

● 長期的な治癒過程に寄り添い、日常生活へのスムーズな復帰を支援する:腫瘍医と患者団体の役割
  セッション:乳がんを乗り越えて: サバイバーシップ

基調講演

● 「基調講演タイトル発表」  Sara Hurvitz氏(ESMO乳がん 2023 賞受賞者)

● 「乳がんの予防から術後治療まで、バイオマーカーと新しい統計手法によるエビデンスの構築」 Laura Esserman氏

● 「がん早期発見の未来」David Crosby氏

世界各地から集まった250本以上の研究結果は、口頭発表、ミニ口頭発表、ポスター発表のいずれかで発表され、ESMO Openの補足としてオンラインで公開される。アブストラクトのタイトルは、オンラインプログラムを通じて閲覧可能である。

  • 監訳 尾崎由記範(腫瘍内科・乳腺/がん研究会有明病院)
  • 翻訳担当者 平 千鶴
  • 原文を見る
  • 原文掲載日 2023年4月17日

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

 

乳がんに関連する記事

【ASCO26】GLP-1受容体作動薬が特定の肥満関連がんの転移進行を抑制する可能性の画像

【ASCO26】GLP-1受容体作動薬が特定の肥満関連がんの転移進行を抑制する可能性

ASCOの見解(引用)「GLP-1受容体作動薬は、単なる血糖降下薬ではありません。その抗炎症作用や免疫調節作用から、以前からより広範な効果が示唆されていました。ここで注目すべき...
【ASCO26】減量プログラムにより乳がん患者の身体機能と生活の質が向上の画像

【ASCO26】減量プログラムにより乳がん患者の身体機能と生活の質が向上

ASCOの見解(引用)「私たちは長年にわたり、過体重または肥満のステージ2~3の乳がん患者に対し、体系的なプログラムをほとんど提供することなく減量を勧めてきました。乳がん減量(...
液体生検、代謝リスク、アジア人向け個別化治療【ASCOブレイクスルー会議2026】の画像

液体生検、代謝リスク、アジア人向け個別化治療【ASCOブレイクスルー会議2026】

米国臨床腫瘍学会(ASCO)のASCO Breakthrough(ブレイクスルー)会議では、世界中の腫瘍専門家がアジアに集まり、患者ケアの未来を形作る最新のがん研究成果について議論する...
米FDAが一部の進行/転移乳がんにベプデゲストラントを承認 の画像

米FDAが一部の進行/転移乳がんにベプデゲストラントを承認 

2026年5月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認済み検査でエストロゲン受容体(ER)陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性、ESR1変異陽性が確認された進行/転移乳...