Aranesp®癌性貧血に効果

キャンサーコンサルタンツ
2005年7月

最近のMultinational Association of Supportive Care in Cancer (MASCC)シンポジウムで報告された結果によると、癌の貧血治療にAranesp (darbepoetin alfa)が効果的であった。第17回MASCC定例会議は2005年6/30~7/2にスイスのジュネーブで開催された。

貧血は化学療法を受けていない癌患者でも頻繁にみられる。先の試験でAranespは忍容に優れ、癌性貧血に効果的であると示唆された。

今回の試験では、4週間以内もしくは臨床試験中に化学療法や放射線療法を受けない癌性貧血患者285名において行われた。*1

患者はAranesp2週間毎(3 mcg/kg, n=226)の群と、治療を受けない群(n=59)に割り付けられた。両群において大半は女性、白人、乳癌またはリンパ性悪性疾患であった。

結果は、貧血の値の有意な改善を示した(表1)。 無治療の患者に比べ、Aranespを投与された群で輸血を受ける患者の割合が有意に低かった。(p<0.01)

表1 癌性貧血におけるAranesp 対 経過観察の患者

 

Aranesp

無治療

ヘモグロビン値の平均値の変化(初期値~13週まで)

2.1 g/dL

0.1 g/dL

造血反応がみられた患者の割合

76%

23%

FACT-fatigue scoreの平均値の変化(初期値~13週まで)

7.7

1.8

参考文献:

Charu V, Belani C, Tomita D, et al. A comparative, randomized, open-label study to evaluate the effectiveness of every-2-week darbepoetin alfa for the treatment of anemia of cancer. Proceedings from the 17th MASCC/ISOO International Symposium. Geneva, Switzerland. 2005; Abstract #02-004

*1 監修 者注: 下記reference原文(Abstract番号は02-004でなく02-005)の当該部分は ”Eligibility criteria included no chemotherapy or radiotherapy within 4 weeks of screening or planned during the study”となっており、「スクリーニングの4週間以内に治療を受けていない,もしくは試験期間中に治療を受ける計画がない患者を選択した」です


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翻訳担当者 野中 希

監修 Jobim

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