米FDAが感受性NPM1変異陽性再発/難治性の急性白血病にレブメニブを承認

米FDAが感受性NPM1変異陽性再発/難治性の急性白血病にレブメニブを承認

2025年10月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、感受性ヌクレオフォスミン1(NPM1)変異を伴う再発または難治性の急性骨髄性白血病患者のうち、十分な代替治療選択肢がない成人および1歳以上の小児患者に対する治療薬として、メニン阻害薬のrevumenib[レブメニブ](販売名:Revuforj、Syndax Pharmaceuticals, Inc.社)を承認した。
 
Revuforjの詳細な処方情報はこちらに掲載される。

有効性と安全性

有効性は、オープンラベル多施設共同試験(SNDX-5613-0700、NCT04065399、AUGMENT-101)の単群コホートで評価された。NPM1遺伝子の最終エクソンに対する次世代シーケンシングまたはポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて、登録患者の感受性変異を確認した。
 
主要な有効性評価項目は、完全寛解率(CR)、部分的な血液学的回復を伴うCR(CRh)、CR+CRh期間、および輸血依存から輸血非依存への移行率であった。CR+CRh率は23.1%(95%信頼区間:13.5~35.2)、CR+CRh期間の中央値は4.5カ月(95%信頼区間:1.2~8.1)であった。ベースライン時点で赤血球(RBC)輸血や血小板輸血に依存していた患者46人のうち、8人(17%)がベースライン以降に連日56日間赤血球輸血および血小板輸血非依存となった。
 
処方情報には、分化症候群、QTc間隔延長およびトルサード・ド・ポアント、ならびに胚胎児毒性に関する警告および注意事項が含まれている。

推奨用量

レブメニブの推奨用量は、患者の体重および強力なCYP3A4阻害薬との併用状況によって異なる。用量の詳細については、処方情報を参照のこと。

  • 監修 パーキソン理咲 (血液内科)
  • 記事担当者 仲里芳子
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  • 原文掲載日 2025/10/24

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