Pevonedistat 3剤併用は白血病(AML、MDS、CMML)に有望

Pevonedistat 3剤併用は白血病(AML、MDS、CMML)に有望

MDアンダーソンがんセンター

化学療法や放射線療法を受けた後に発症する二次性急性骨髄性白血病(AML)患者は、通常、予後不良につながる高リスクの分子的特徴を有している。また、メチル化阻害剤(HMA)の不成功後の骨髄異形成症候群(MDS)や慢性骨髄単球性白血病(CMML)の患者では、治療選択肢が限られている。ファースト・イン・クラスのNEDD8阻害剤であるペボネディスタット(Pevonedistat)はこれらの背景を持つ患者において臨床効果を示し、アザシチジン(販売名:ビダーザ)およびベネトクラクス(販売名:ベネクレクスタ)と相乗効果を示す。そのため、Nicholas Short医師らは、二次性AML患者およびHMA抵抗性のMDSまたはCMML患者を対象に、アザシチジン、ベネトクラクス、ペボネディスタットの3剤併用療法を評価する第1および第2相試験を計画した。この併用療法による奏効率は、超高リスク二次性AML患者で奏効率が66%、HMA不成功後のMDSまたはCMML患者では奏効率が75%であった。これらの有望な結果に基づき、研究者らは現在、新たにAMLと診断された高齢者を対象にアザシチジンとベネトクラクスをペボネディスタットと併用または非併用で投与するランダム化第3相試験を実施中。詳細はJournal of Hematology & Oncology誌を参照。

【MDアンダーソン研究ハイライト2023/07/19】

肺がんにおける免疫療法+放射線療法の良好な結果、細胞療法の毒性を予防するアプローチ、予後予測モデルを改善するためのAIの使用について特集する。
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、がんの治療、研究、予防における最新の画期的な発見を紹介している。これらの進歩は、世界をリードするMDアンダーソンの臨床医と科学者の垣根を超えた継ぎ目のない連携によって可能となり、研究室から臨床へ、そしてまた臨床へと発見がもたらされる。

  • 監訳 吉原哲(血液内科・細胞治療/兵庫医科大学)
  • 翻訳担当者 松長愛美
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  • 原文掲載日 2023/07/19

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