赤血球生成刺激剤(ESA)-(エポエチンアルファ(市販名プロクリット〔Procrit〕、エポジェン〔Epogen〕、ダーベポエチンアルファ(市販名アラネスプ〔Aranesp〕)

腫瘍医、その他の医療従事者向け

原文

2008年7月31日 FDAは赤血球産生刺激因子(ESA)の処方情報の「枠囲警告」の一部、および「適応と用法」(Indications and Usage)「用量と投与法」(Dosage and Administration)セクションへの修正を医療者に通達した。今回の変更箇所は、癌患者に対するESA製剤使用についてFDAが承認した条件を明確にした点と、用量に関する指示の部分でESA治療を開始すべきヘモグロビン値を改訂したことである。ESA製剤を治癒を期待して骨髄抑制療法を受けている患者に対して投与しないという処方情報の追加改定、およびESA投与の開始もしくは中止時期に関しては今後通知される予定である。FDAは引き続き、ESA製剤による治療を開始、継続する前に、医療者と患者がESA製剤によるメリットとともに、報告されている血栓症のリスクが進行や再発までの期間や生存期間までも短縮させる可能性があることについて話し合うよう勧めている。 [July 30, 2008 – Follow Up to Ongoing Safety Review – FDA] Previous MedWatch Alerts: [03/12/2008]

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

FDAニュースに関連する記事

FDAが局所進行/転移性RET融合陽性固形腫瘍にセルペルカチニブを承認の画像

FDAが局所進行/転移性RET融合陽性固形腫瘍にセルペルカチニブを承認

2022年9月21日、FDA(米国食品医薬品局)は、rearranged during transfection(RET)遺伝子融合があり、局所進行または転移性の固形腫瘍を有する成人患者が、全身治療の実施中または実施後に増悪したか他に十分な
FDAがダブラフェニブ+トラメチニブ併用をBRAF V600E変異陽性の切除不能/転移性固形がんに迅速承認の画像

FDAがダブラフェニブ+トラメチニブ併用をBRAF V600E変異陽性の切除不能/転移性固形がんに迅速承認

2022年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、6歳以上の小児および成人のBRAF V600E変異を有する切除不能または転移のある固形がん患者で、前治療後に進行がみられ、満足のいく代替治療法がない患者の治療として、ダブラフェニブ(販売名
FDAが原発性マクログロブリン血症(WM)にザヌブルチニブを承認の画像

FDAが原発性マクログロブリン血症(WM)にザヌブルチニブを承認

2021年8月31日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人のワルデンシュトレームマクログロブリン血症(WM)患者を対象に、ザヌブルチニブ(販売名:Brukinsa、BeiGene社)を承認した。 ザヌブルチニブは、MYD88遺伝子のL265P
FDAがMMR機能欠損がある固形がんにdostarlimabを迅速承認の画像

FDAがMMR機能欠損がある固形がんにdostarlimabを迅速承認

2021年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療中または治療後に進行し、満足のいく代替治療の選択肢がない、FDAが承認した検査で判定されるミスマッチ修復欠損(dMMR)がある再発または進行固形がんを有する成人患者を対象に、dosta