腫瘍壊死因子(TNF)阻害剤(レミケード、エンブレル、ヒュミラ、Cimzia[シムジア]およびSimponi[シムポニ]として販売)

リウマチ科医、消化器科医、腫瘍医、皮膚科医向け

原文

2009年8月4日 FDAは、腫瘍壊死因子(TNF)阻害剤の分析を完了し、小児や10代の若者ではこれらの薬剤投与に伴ってリンパ腫やその他の癌のリスクが高まると結論付けたことを医療従事者に通告した。この新しい安全性情報は、同薬剤の枠入り警告に追加される予定である。FDAはまた、TNF阻害剤の投与を受けた患者における白血病の発症や乾癬の新規発症に関する新しい安全性情報も明らかにした。TNF阻害剤の最新の処方情報には、悪性腫瘍に関する警告は掲載されているが、白血病については特に言及していない。FDAは、TNF阻害剤を用いた治療に伴うリスクを患者に認識させるため、最新のMedication Guide(患者向け医薬品ガイド)を改訂するよう要請している。[pagebreak]TNF阻害剤は、若年性特発性関節炎(JIA)、リウマチ性関節炎、乾癬性関節炎、尋常性乾癬、クローン病および強直性脊椎炎など、複数の免疫系疾患の治療薬として承認されている。

【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。

FDAニュースに関連する記事

FDAがHER2陽性固形がんにトラスツズマブ デルクステカンを承認の画像

FDAがHER2陽性固形がんにトラスツズマブ デルクステカンを承認

米国食品医薬品局(FDA)2024年4月5日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能または転移性のHER2陽性(IHC3+)固形がんで、全身療法を受けたことがあり、満足な代替療法がない...
FDAがデスモイド腫瘍にニロガセスタットを承認の画像

FDAがデスモイド腫瘍にニロガセスタットを承認

米国食品医薬品局(FDA)2023年11月27日、米国食品医薬品局(FDA)は全身治療を必要とする進行性のデスモイド腫瘍の成人患者を対象にニロガセスタット[nirogacestat](...
FDAがフルベストラント併用で乳がん治療薬カピバセルチブを承認の画像

FDAがフルベストラント併用で乳がん治療薬カピバセルチブを承認

米国食品医薬品局(FDA)2023年11月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移病変に対し1つ以上のホルモン療法レジメンで進行または術後療法終了後12カ月以内に再発したホルモン受容...
FDAが遠隔転移を有する難治性大腸がんにフルキンチニブを承認の画像

FDAが遠隔転移を有する難治性大腸がんにフルキンチニブを承認

米国食品医薬品局(FDA)2023年11月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンをベースとする化学療法、抗VEGF療法、およびRAS野生...