アバスチン(ベバシズマブ)
原文
腫瘍および脳外科専門医療従事者向け
ジェネンテック社とFDAは、処方情報の警告(WARNINGS)セクションと有害反応(ADVERSE REACTIONS)セクションの改訂を医療従事者に通達した。これは、医療従事者に1]稀に起こる脳毛細血管漏出症候群[可逆性後部白質脳症 (RPLS)]の症例、 2]鼻中隔穿孔の市販後報告 について書かれている。 PRLSとは、高血圧、体液貯留、および免疫抑制性の薬剤が血管上皮にもたらす細胞障害作用と関連する神経系障害であり、頭痛、痙攣、脱力感、混乱、視力喪失、他の視覚および神経系障害などを併発し、中等度から重度の高血圧を伴うことが多いが、診断には必ずしも併発している必要はない。これらの症状はアバスチンの最初の投与後16時間から1年のあいだに発症すると報告されている。RPLSの診断の確認にはMRIが必須である。 [September, 2006 – Updated Prescribing Information – Genentech] [September, 2006 – Dear Healthcare Professional letter – Genentech]
【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。
FDAニュースに関連する記事
FDAが局所進行/転移性RET融合陽性固形腫瘍にセルペルカチニブを承認
2022年9月28日
2022年9月21日、FDA(米国食品医薬品局)は、rearranged during transfection(RET)遺伝子融合があり、局所進行または転移性の固形腫瘍を有する成人患者が、全身治療の実施中または実施後に増悪したか他に十分な
FDAがダブラフェニブ+トラメチニブ併用をBRAF V600E変異陽性の切除不能/転移性固形がんに迅速承認
2022年7月29日
2022年6月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、6歳以上の小児および成人のBRAF V600E変異を有する切除不能または転移のある固形がん患者で、前治療後に進行がみられ、満足のいく代替治療法がない患者の治療として、ダブラフェニブ(販売名
FDAが原発性マクログロブリン血症(WM)にザヌブルチニブを承認
2021年9月7日
2021年8月31日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人のワルデンシュトレームマクログロブリン血症(WM)患者を対象に、ザヌブルチニブ(販売名:Brukinsa、BeiGene社)を承認した。 ザヌブルチニブは、MYD88遺伝子のL265P
FDAがMMR機能欠損がある固形がんにdostarlimabを迅速承認
2021年8月24日
2021年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療中または治療後に進行し、満足のいく代替治療の選択肢がない、FDAが承認した検査で判定されるミスマッチ修復欠損(dMMR)がある再発または進行固形がんを有する成人患者を対象に、dosta