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大腸ポリープ・大腸がん術後化学療法2003

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大腸ポリープ・大腸がん術後化学療法2003

1.大腸ポリープは全て治療すべき

6mm未満の小さなポリープでも好ましくない組織像を呈する場合があるため、全ての腺腫に治療が必要 後向きレビュー調査で Laurie Barclay, MD Medscape Medical News 監修 Gary D. Vogin, MD 【6月25日】直径6mm未満の大腸ポリープでも好ましくない組織像を呈する場合があるため治療が必要であるとするレトロスペクティブ(後ろ向き)レビューの結果が米国結腸直腸外科医学会(ASCRS)年次集会(6月25日、ルイジアナ州ニューオリンズ)で発表された。抄録は『Diseases of the Colon and Rectum』5月号にも発表されている。

 


  「ごく小さな大腸ポリープでも無視することはできない。この中の4.5%がハイリスクであり、1,000個中2個が癌性ポリープであったからである」と著者でありクリーブランド・クリニック・ファウンデーション(オハイオ州)で内視鏡検査責任者を務める大腸外科医James M. Church, MDはMedscapeに述べている。 「進行した」腺腫や「危険な」腺腫という概念が1992年に最初に記載されたとき、専門家の一部では、小さな大腸腺腫は後の大腸癌リスクを増大するとは考えられていなかったので、経過観察も治療も必要としない、と考えられた。

 

このレトロスペクティブ(後ろ向き)レビュー調査では、1995年以来Church博士が大腸内視鏡で認めたポリープ5,722個の転帰を検討した。その内訳は、直径6mm未満と定義したI群が4,381個(76.6%)、直径6mmから10mmの間と定義したII群が666個(11.6%)、直径10mm超と定義したIII群が675個(11.8%)であった。浸潤癌24個のうち、2個がI群、1個がII群、21個がIII群であった。

 

「ハイリスクの」腺腫とは、絨毛構造が25%以上を占めるもの、重度の異形成を伴うもの、または直径が10mmを超えるものと定義した。定義に従えば、III群の腺腫は全てハイリスクとなるのに対して、I群では2,064個中91個(4.4%)、II群では417個中65個(15.6%)がハイリスクの腺腫であった。III群の腺腫564個中326個(57.8%)は組織学的所見が好ましくなかった。年齢、家族歴、ポリープの部位はいずれも、ハイリスクのポリープの割合に影響を及ぼさなかった。

 

「小さな大腸腺腫にも癌またはハイリスクの上皮組織が潜んでいる可能性があることを本研究は示している」とChurch博士は述べている。「バーチャル・コロノスコピー(では小さなポリープの半数を見逃すという問題点が考えられ、通常の大腸内視鏡検査でも4分の1が見落とされる。しかし、小さなポリープが発見された場合には、それらを取り除くべきである」 Medscape より Dr.sakatani201  訳

 


2.大腸癌術後化学療法

米国のNCIのホームページから 3351人の大腸癌患者(アメリカ、カナダ、ヨーロッパ)を対象にして手術のみと術後の化学療法(5FUとロイコボリンまたはレバミゾール)をおこなった場合の予後を比較しています。 病期はステージII、III、 年齢は38%が61才から70才、15%が70才以上、 5年生存率、手術と術後の化学療法 71%、手術のみ64% 5年後再発なし 手術と術後の化学療法 69%手術のみ58% 明らかに化学療法をやったほうが良くなっています。 リンパ節転移については記載されていません。 また遺伝子の話になるのですが、 マイクロサテライトDNAに高度な不安定さがあると化学療法は有効でなかったという報告がカナダからありました。 患者さんの17%ぐらいがそれに相当するそうです。

http://www.cancer.ca/ccs/internet/mediareleaselist/0,3208,3172_15232_82071057_la ngId-en,00.html

http://www.nci.nih.gov/clinicaltrials/results/older-patients-and-chemo1001

http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010240.html#04

Dr.sakatani201 要約

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