アファチニブ+セツキシマブ併用はEGFR阻害薬に耐性がある非小細胞肺癌患者に有益 | 海外がん医療情報リファレンス

アファチニブ+セツキシマブ併用はEGFR阻害薬に耐性がある非小細胞肺癌患者に有益

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

アファチニブ+セツキシマブ併用はEGFR阻害薬に耐性がある非小細胞肺癌患者に有益

キャンサーコンサルタンツ

研究者らはこのほど、上皮増殖因子受容体(EGFR)標的薬のアファチニブ(ジオトリフ)とセツキシマブ(アービタックス)の併用は、EGFR阻害薬エルロチニブ(タルセバ)とゲフィチニブ(イレッサ)に反応しなくなっていたEGFR陽性非小細胞肺癌(NSCLC)を縮小させる効果があると報告した。この新規の併用は、癌がいずれかのセカンドライン治療薬への耐性があるかどうかに関係なく、患者にとって有益とみられる。

 

肺癌は、米国内外で依然として癌による死因の第一位であり、それだけにより効果的な治療方法の究明が重要視されている。米国では、NSCLCは全肺癌の75~80%を占める。ここ数年で進歩がみられるものの、進行期の肺癌患者の大部分は、いまだに肺癌が原因で亡くなっている。新しい治療法が切に必要とされている。

 

癌研究が進展するにつれ、ある癌の特性はその癌の経過ならびに特定の治療法への反応に計り知れない影響をもつということが次第に明らかになってきた。NSCLCにおいては、EGFR遺伝子変異がEGFR標的薬エルロチニブやゲフィチニブの効果に影響を及ぼす可能性がある。検査でEGFR遺伝子変異が陽性である進行性NSCLC患者において、分子標的薬エルロチニブによる初期治療は化学療法と比較して治療成績が良好で、重篤な副作用が少ない。これらのEGFR標的療法は、EGFR遺伝子変異陽性のNSCLC患者の標準治療となっているが、これらの標的療法への耐性が時間とともに現れるため、新しい治療法が求められている。

 

今回の臨床試験で治療を受けた患者は、事前にかなり治療を受けており、エルロチニブやゲフィチニブによる治療に耐性を示すEGFR変異陽性の肺癌を患っていた。126人の患者が併用療法を受け、うち29%は平均5.7カ月間、癌の一部あるいは完全消失が続いた。

 

参考文献:

Janjigian Y, Smit E, Groen H, et al. Dual inhibition of EGFR with Afatinib and Cetuximab in Kinase Inhibitor-Resistant EGFR-Mutant Lung Cancer with and without T790M Mutations. Cancer Discovery. Published online First July 29, 2014.

 


  c1998- CancerConsultants.comAll Rights Reserved.
These materials may discuss uses and dosages for therapeutic products that have not been approved by the United States Food and Drug Administration. All readers should verify all information and data before administering any drug, therapy or treatment discussed herein. Neither the editors nor the publisher accepts any responsibility for the accuracy of the information or consequences from the use or misuse of the information contained herein.
Cancer Consultants, Inc. and its affiliates have no association with Cancer Info Translation References and the content translated by Cancer Info Translation References has not been reviewed by Cancer Consultants, Inc.
本資料は米国食品医薬品局の承認を受けていない治療製品の使用と投薬について記載されていることがあります。全読者はここで論じられている薬物の投与、治療、処置を実施する前に、すべての情報とデータの確認をしてください。編集者、出版者のいずれも、情報の正確性および、ここにある情報の使用や誤使用による結果に関して一切の責任を負いません。
Cancer Consultants, Inc.およびその関連サイトは、『海外癌医療情報リファレンス』とは無関係であり、『海外癌医療情報リファレンス』によって翻訳された内容はCancer Consultants, Inc.による検閲はなされていません。

原文掲載日

翻訳太田奈津美

監修吉松由貴(呼吸器内科/淀川キリスト教病院)

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

arrow_upward

ユーザー 病名 発信元種別 発信元名 治療法別 がんのケア がんの原因・がんリスク がん予防 基礎研究 医療・社会的トピック 注目キーワード別 五十音 アルファベット 薬剤情報名種別

女性のがん
消化器がん
泌尿器がん
肉腫
血液腫瘍
その他
民間機関
その他