Apatinibは二次治療に抵抗性を示す進行性胃癌患者の生存期間を延長する | 海外がん医療情報リファレンス

Apatinibは二次治療に抵抗性を示す進行性胃癌患者の生存期間を延長する

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

Apatinibは二次治療に抵抗性を示す進行性胃癌患者の生存期間を延長する

キャンサーコンサルタンツ

Apatinib[アパチニブ]は、二次治療に抵抗性を示す進行性胃癌患者の全生存期間を有意に延長したとの第3相試験の結果が、2014年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会(シカゴ)で発表された。

 

胃癌は米国では発症率が比較的低いが、世界的には癌による死因の第2位である。胃癌の発症率はアジア諸国(韓国、中国、台湾、日本)できわめて高い。胃癌の治療としてよく挙げられるのが、外科的切除後に補助化学療法を加える治療であり、さらに放射線治療が加えられることもある。

 

VEGFR(血管内非細胞増殖因子受容体)-2 チロシンキナーゼ阻害剤apatinibは、プラセボよりも進行性胃癌患者の全生存期間を有意に延長した。

 

この第3相試験は、二次治療の化学療法が奏効しなかった進行性胃癌患者を対象とした。患者は無作為にapatinib投与群とプラセボ群に割り付けた。

 

試験の結果、apatinib投与群で全生存期間が約2カ月延長された。全生存期間の中央値はapatinib群が6.5カ月、プラセボ群が4.7カ月であった。apatinib投与群では無増悪生存期間でも改善がみられた。

 

Apatinibによる治療は一般的に忍容性に優れ、主な副作用には白血球数の減少、血小板数の減少、手足症候群で知られる皮膚障害が挙げられる。

 

最適な投与量を決定するため、および単剤療法と他の化学療法との併用療法のどちらが投与方法として優れているかを明らかにするために、apatinibを評価する試験は継続し、胃癌患者の転帰を改善しようとしている。

 

参考文献:
Qin S. Phase III study of apatinib in advanced gastric cancer: A randomized, double-blind, placebo-controlled trial. J Clin Oncol 32:5s, 2014 (suppl; abstr 4003)

 


  c1998- CancerConsultants.comAll Rights Reserved.
These materials may discuss uses and dosages for therapeutic products that have not been approved by the United States Food and Drug Administration. All readers should verify all information and data before administering any drug, therapy or treatment discussed herein. Neither the editors nor the publisher accepts any responsibility for the accuracy of the information or consequences from the use or misuse of the information contained herein.
Cancer Consultants, Inc. and its affiliates have no association with Cancer Info Translation References and the content translated by Cancer Info Translation References has not been reviewed by Cancer Consultants, Inc.
本資料は米国食品医薬品局の承認を受けていない治療製品の使用と投薬について記載されていることがあります。全読者はここで論じられている薬物の投与、治療、処置を実施する前に、すべての情報とデータの確認をしてください。編集者、出版者のいずれも、情報の正確性および、ここにある情報の使用や誤使用による結果に関して一切の責任を負いません。
Cancer Consultants, Inc.およびその関連サイトは、『海外癌医療情報リファレンス』とは無関係であり、『海外癌医療情報リファレンス』によって翻訳された内容はCancer Consultants, Inc.による検閲はなされていません。

原文掲載日

翻訳松木宏樹

監修高濱隆幸(腫瘍内科/近畿大学医学部附属病院)

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

関連薬剤情報

一覧

週間ランキング

  1. 1乳がん化学療法後に起こりうる長期神経障害
  2. 2非浸潤性乳管がん(DCIS)診断後の乳がんによる死亡...
  3. 3BRCA1、BRCA2遺伝子:がんリスクと遺伝子検査
  4. 4がんに対する標的光免疫療法の進展
  5. 5若年甲状腺がんでもリンパ節転移あれば悪性度が高い
  6. 6「ケモブレイン」およびがん治療後の認知機能障害の理解
  7. 7コーヒーが、乳がん治療薬タモキシフェンの効果を高める...
  8. 8ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められず
  9. 9HER2陽性進行乳癌治療に対する2種類の新診療ガイド...
  10. 10リンパ腫患者の余命は、診断後の無再発期間2年経過で通...

お勧め出版物

一覧

arrow_upward

ユーザー 病名 発信元種別 発信元名 治療法別 がんのケア がんの原因・がんリスク がん予防 基礎研究 医療・社会的トピック 注目キーワード別 薬剤情報名種別

女性のがん
消化器がん
泌尿器がん
肉腫
血液腫瘍
その他
民間機関
その他