2023年の記事一覧

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Cyclophosphamide[シクロホスファミド]

シクロホスファミドは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。

・小児の急性リンパ性白血病(ALL)

・急性単球性白血病

・急性骨髄性白血病(AML)

・乳がん

・慢性顆粒球性白血病

・慢性リンパ性白血病(CLL)

・慢性骨髄性白血病(CML)

・ホジキンリンパ腫。III期またはIV期の患者に使用されます。

・多発性骨髄腫

・進行菌状息肉腫(皮膚T細胞リンパ腫の一種)

・播種性神経芽細胞腫

・非ホジキンリンパ腫(NHL)。以下の種類を含むIII期またはIV期のNHL患者に使用されます。

・リンパ球性リンパ腫(結節性またはびまん性)

・混合細胞型リンパ腫

・組織球性リンパ腫

・バーキットリンパ腫

・卵巣がん

・網膜芽細胞腫
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Cytarabine[シタラビン]

シタラビンは、以下の治療に他剤との併用で承認されています。

・成人および小児の急性非リンパ球性白血病

シタラビンは、以下の予防および治療にも承認されています。

・髄膜白血病(髄膜に転移する白血病)。髄腔内療法として使用されます。

シタラビンは、以下の治療にも使用される場合があります。

・急性リンパ芽球性白血病(ALL)

・急性転化期の慢性骨髄性白血病(CML)
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Crizotinib[クリゾチニブ]

クリゾチニブは、以下のがんの治療において承認されています。

・未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陽性全身性未分化大細胞リンパ腫。再発/難治性疾患を有する1歳以上の小児および若年成人患者に使用されます。

・ALK陽性またはROS1陽性で転移した非小細胞肺がん。
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免疫療法薬が一部の陰茎がんに有効である可能性

ダナファーバーがん研究所研究概要表題進行陰茎がんにおける免疫チェックポイント阻害薬の安全性と有効性:世界泌尿生殖器希少腫瘍学会(Global Society of Ra...
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Copanlisib Hydrochloride[コパンリシブ]

コパンリシブは、以下の治療に承認されています。

・再発した濾胞性リンパ腫。2つ以上の他の全身治療を受けたことのある成人患者に使用されます。
Cobimetinib[コビメチニブ]の画像

Cobimetinib[コビメチニブ]

コビメチニブは、以下の治療にベムラフェニブとの併用で承認されています。

・手術による切除不能または転移した黒色腫(メラノーマ)。BRAF遺伝子に特定の変異を有する患者に使用されます。
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Clofarabine[クロファラビン]

クロファラビンは、は、以下の治療に承認されています。

・すでに2種類以上の他の治療を受けた1歳から21歳の小児患者および若年成人患者の再発または難治性急性リンパ芽球性白血病
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Epoetin Alfa[エポエチンアルファ]

エポエチンアルファは、以下の治療に承認されています。
・ある種のがんに使用される骨髄抑制性化学療法に起因する貧血
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Duvelisib [デュベリシブ]

デュベリシブは、以下の治療に承認されています。

・再発または難治性の慢性リンパ球性白血病または小リンパ球性リンパ腫。2種類以上の他の治療を受けた成人患者に使用されます。

デュベリシブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
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Epirubicin Hydrochloride[エピルビシン]

エピルビシンは、以下の治療に他の薬剤との併用で承認されています。
・乳がん。がんが腋下リンパ節に浸潤した患者において手術後に使用されます。
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Enzalutamide[エンザルタミド]

エンザルタミドは、以下の治療に承認されています。

・前立腺がん

‐ 去勢抵抗性(テストステロン値を低下させる治療が奏効しなかった)がん患者に使用されます。

‐ 転移した去勢感受性(テストステロン値を低下させる治療が奏効した)がん患者に使用されます。
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Enfortumab Vedotin-ejfv[エンホルツマブ ベドチン]

エンホルツマブ ベドチンは、以下の成人患者の治療に承認されています。

・手術による切除不能または転移した尿路上皮がん(膀胱または尿路がんの一種)。

  -プラチナ製剤の化学療法および免疫療法による治療歴がある患者に使用されます。

  -一種類以上の他の治療法による治療歴があり、シスプラチンを投与できない患者に使用されます。
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Entrectinib[エヌトレクチニブ]

エヌトレクチニブは、以下の治療に承認されています。

・ROS1陽性の非小細胞肺がん。転移がんを有する成人患者に使用されます。

・神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子を有し、特定のTRKタンパク質に薬剤耐性変異のない固形がん。がんが転移した、または手術による切除不能であり、他の治療法を受けた後にがんが増悪した、または他の療法で治療できない成人および12歳以上の小児患者に使用されます。1

1本適応は、FDAの迅速承認プログラムの下で承認されています。承認の条件として、検証的試験によりエヌトレクチニブがこれらの患者に臨床的有用性をもたらすことが示されなければなりません。
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Encorafenib[エンコラフェニブ]

エンコラフェニブは、以下の治療に他剤との併用で承認されています。

・転移した大腸がん。既治療歴のある成人患者にセツキシマブとの併用で使用されます。

・メラノーマ。手術による切除不能または転移したメラノーマを有する患者にビニメチニブとの併用で使用されます。

エンコラフェニブは、BRAF遺伝子に特定の変異がある患者に使用されます。
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Enasidenib Mesylate[エナシデニブ]

エナシデニブは、以下の治療に承認されています。

・再発あるいは難治性急性骨髄性白血病(AML)。イソクエン酸デヒドロゲナーゼ2(IDH2)遺伝子に変異がある急性骨髄性白血病の成人患者に使用されます。
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Emapalumab-lzsg[エマパルマブ]

エマパルマブは、以下の治療に承認されています。

・遺伝性血球貪食性リンパ組織球症(HLH)。疾患が難治性、再発もしくは増悪した、またはHLHに対する他の療法で治療できない成人患者と小児患者(新生児以上)に使用されます。
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Durvalumab [デュルバルマブ]

デュルバルマブは、以下の治療に承認されています。

・非小細胞肺がん(NSCLC)。手術による切除不能で、プラチナ製剤による化学療法および放射線治療後に増悪しなかったIII期NSCLCの成人患者に使用されます。

・小細胞肺がん。進展型小細胞肺がんの成人患者に、初回治療としてカルボプラチン+エトポシドまたはシスプラチン+エトポシドとの併用で使用されます。

デュルバルマブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
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Eltrombopag Olamine[エルトロンボパグ オラミン]

エルトロンボパグ オラミンは、以下の治療に承認されています。

・血小板減少症。慢性型の免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)の成人患者および1歳以上の患児に用いられます。ITPとは、免疫系により血小板が破壊される状態のことです。本剤は他の治療で改善がみられなかった一部のITP患者に用いられます。
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Elotuzumab[エロツズマブ]

エロツズマブは、以下の治療に承認されています。

・多発性骨髄腫

・1~3種類の他の治療を受けたことがある成人患者にレナリドミドとデキサメタゾンとの併用で使用されます。

・レナリドミドおよびプロテアソーム阻害剤を含む他の治療を2種類以上受けたことがある成人患者にポマリドミドとデキサメタゾンとの併用で使用されます。
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Doxorubicin Hydrochloride Liposome [ドキソルビシンリポソーム]

ドキソルビシンリポソームは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。
・他の薬剤が使用できない、もしくは他の全身化学療法後に悪化したエイズ関連のカポジ肉腫
・多発性骨髄腫。一種類以上の化学療法による治療歴がありボルテゾミブによる治療歴のない患者にボルテゾミブとの併用で使用されます。
・プラチナ製剤を含む化学療法による治療後に悪化または再発(再燃)した卵巣がん
ドキソルビシンリポソームは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
ドキソルビシンリポソームは、リポソーム(非常に小さい脂質粒子)内にドキソルビシンを含む製剤です。本製剤は同成分の他の製剤と比べ有効に機能し、副作用が少ないことが示されています。また、体内でより長時間作用するため、頻繁に投与する必要がありません。本製剤に適用されるドキソルビシンの詳細情報については、ドキソルビシンの薬剤情報をご覧ください。
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Doxorubicin Hydrochloride [ドキソルビシン]

ドキソルビシンは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。
・急性リンパ芽球性白血病(ALL)
・急性骨髄性白血病(AML)
・乳がん
・脇下リンパ節に転移したがんを有する女性患者において原発腫瘍を切除する手術後に使用されます。他剤との併用で使用されます。
・転移性乳がん患者に使用されます。
・転移性胃がん
・ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫
・転移性非小細胞肺がん
・転移性卵巣がん
・転移性小細胞肺がん
・転移性軟部組織肉腫および骨肉腫
・転移性甲状腺がん
・転移性移行細胞膀胱がん
・転移性ウィルムス腫瘍
ドキソルビシンは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
Dostarlimab-gxly [ドスタルリマブ]の画像

Dostarlimab-gxly [ドスタルリマブ]

ドスタルリマブは、ミスマッチ修復欠損(dMMR)がある、以下の再発または進行がんを有する成人患者の治療に承認されています。
・プラチナ製剤による化学療法で治療されたが、効果がなかったもしくはこれ以上効果のない子宮内膜がん
・他の治療法で治療中または治療後に増悪し、他の療法で治療できない固形がん
ドスタルリマブは、FDAの迅速承認プログラムの下で承認されています。承認の条件として、検証的試験により本剤がこれらの患者に臨床的有用性をもたらすことが示されなければなりません。ドスタルリマブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
ベムラフェニブとコビメチニブの併用は稀少な頭蓋咽頭腫の治療に有効の画像

ベムラフェニブとコビメチニブの併用は稀少な頭蓋咽頭腫の治療に有効

米国国立がん研究所(NCI) がん研究ブログ稀少であるが致命的な、乳頭型頭蓋咽頭腫と呼ばれる脳腫瘍の患者の有効な新治療の選択肢が、小規模な臨床試験の結果を受けて間もなく登場する可能性が...
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OPPA療法

このページではOPPA療法の簡単な解説と、本治療薬の薬剤名にリンクがある場合は各種薬剤の情報がご覧いただけます。

OPPA療法で使用される薬剤
O=硫酸ビンクリスチン
P=塩酸プロカルバジン
P=プレドニゾン
A=塩酸ドキソルビシン(アドリアマイシン)