2021年08月の記事一覧

小児髄芽腫で放射線治療の個別化が進む可能性の画像

小児髄芽腫で放射線治療の個別化が進む可能性

成長の速い脳腫瘍の一種である髄芽腫の小児患者や若年成人患者に対する放射線治療は、画一的な治療法からいずれ変わることができるかもしれない。大規模臨床試験によると、長期生存率を制限することなく、安全に線量を減らすことができる患児もいれば、標準的
イブルチニブは治療困難な有毛細胞白血病の治療に有効の画像

イブルチニブは治療困難な有毛細胞白血病の治療に有効

経口分子標的薬イブルチニブ(販売名:イムブルビカ)は、高リスクの有毛細胞白血病に対して有効な治療選択肢であることが、オハイオ州立大学総合がんセンター アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロブ研究所(OSUCCC-Jame
FDAがハイリスク早期トリネガ乳がんの術前/術後補助療法にペムブロリズマブを承認の画像

FDAがハイリスク早期トリネガ乳がんの術前/術後補助療法にペムブロリズマブを承認

2021年7月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、ハイリスクの早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)を対象に、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)と化学療法を併用する術前補助療法と、術後にペムブロリズマブ単剤を継続投与
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示すの画像

BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す

ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
筋層非浸潤性膀胱がんに対するゲムシタビンの膀胱内注入の画像

筋層非浸潤性膀胱がんに対するゲムシタビンの膀胱内注入

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「筋層非浸潤性膀胱がんに対するゲムシタビンの膀胱内注入」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効の画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効

治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
Ficlatuzumabと化学療法の併用は再発難治性の白血病(AML)に有望の画像

Ficlatuzumabと化学療法の併用は再発難治性の白血病(AML)に有望

治験薬であるficlatuzumab[フィクラツズマブ]と化学療法との併用療法が、再発難治性の急性骨髄性白血病(AML)患者において臨床的有効性の徴候がみられたという結果が、米国がん学会誌であるBlood Cancer Discoveryに