2021年08月の記事一覧
糖尿病の診断が膵臓がんの早期発見に役立つ可能性
2021年8月12日
54歳のBob Aronsonは、息子のTomいわく「非常に健康」だった。 「だから年に一度の眼科の定期検査で、医師から糖尿病の疑いがあると言われた時には、誰もが驚きました」とTomは振り返る。 糖尿病と診断されたBobは通常の日常生活に戻
FDAが進行腎細胞がんにペムブロリズマブとレンバチニブの併用を承認
2021年8月11日
2021年8月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、進行腎細胞がん(RCC)成人患者の一次治療として、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、メルク社)とレンバチニブ(販売名:レンビマ、エーザイ社)の併用を承認した。 本療法の有効性は、一次
研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がん
2021年8月9日
急性骨髄性白血病マウスモデルにより併用療法が有望であることが示される 急性骨髄性白血病(AML)は骨髄に生じるがんである。治療にはタンパク質Bcl-2を標的とする薬剤であるベネトクラクスを低メチル化剤と併用することが多いが、ベネトクラクスへ
小児髄芽腫で放射線治療の個別化が進む可能性
2021年8月7日
成長の速い脳腫瘍の一種である髄芽腫の小児患者や若年成人患者に対する放射線治療は、画一的な治療法からいずれ変わることができるかもしれない。大規模臨床試験によると、長期生存率を制限することなく、安全に線量を減らすことができる患児もいれば、標準的
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(更新)
2021年8月6日
<目次> HPVワクチンとは何ですか。 どのような人がHPVワクチン接種を受けるべきですか。 HPVワクチンを何回接種する必要がありますか HPVワクチンはどのようにして効果を示しますか HPVワクチンはどのようにして作用しますか なぜほと
イブルチニブは治療困難な有毛細胞白血病の治療に有効
2021年8月4日
経口分子標的薬イブルチニブ(販売名:イムブルビカ)は、高リスクの有毛細胞白血病に対して有効な治療選択肢であることが、オハイオ州立大学総合がんセンター アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロブ研究所(OSUCCC-Jame
FDAがハイリスク早期トリネガ乳がんの術前/術後補助療法にペムブロリズマブを承認
2021年8月4日
2021年7月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、ハイリスクの早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)を対象に、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)と化学療法を併用する術前補助療法と、術後にペムブロリズマブ単剤を継続投与
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す
2021年8月3日
ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
筋層非浸潤性膀胱がんに対するゲムシタビンの膀胱内注入
2021年8月3日
コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「筋層非浸潤性膀胱がんに対するゲムシタビンの膀胱内注入」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効
2021年8月3日
治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
Ficlatuzumabと化学療法の併用は再発難治性の白血病(AML)に有望
2021年8月2日
治験薬であるficlatuzumab[フィクラツズマブ]と化学療法との併用療法が、再発難治性の急性骨髄性白血病(AML)患者において臨床的有効性の徴候がみられたという結果が、米国がん学会誌であるBlood Cancer Discoveryに