2018年08月の記事一覧

がん予防というメッセージは、保護者とのHPVワクチン接種に関する話し合いにとって重要であるの画像

がん予防というメッセージは、保護者とのHPVワクチン接種に関する話し合いにとって重要である

医療従事者はヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種予定の9~12歳の小児の保護者と話し合うとき、がん予防を強調して伝えるべきである。これは、米国内の様々な保護者を対象に、小児にワクチン接種を受けさせるときに最も説得力があると感じた動機
高脂肪食や糖尿病薬ががん分子標的薬の奏効率を高めるの画像

高脂肪食や糖尿病薬ががん分子標的薬の奏効率を高める

マウスを用いた最近の試験から、PI3K阻害剤と呼ばれるがん分子標的薬に対する治療抵抗性を克服し、有効性を高める2種類の方法が示された。研究者らが示すところでは、PI3K阻害剤に対する抵抗性が、グルコースを調節するホルモンで糖尿病の発現に大き
テーラード心理療法が進行がん患者のうつ症状を軽減の画像

テーラード心理療法が進行がん患者のうつ症状を軽減

進行がんの診断を受けた患者は、医療保険制度の利用から、人間関係途絶の対処や残された時をどのように費やすかを考えることまで、多くの困難やストレスに直面する可能性があり、うつに冒されやすい。しかしがんセンターやクリニックは、すべての進行がん患者
二次治療により、初回治療が無効の転移のある大腸癌患者の生存期間が改善の画像

二次治療により、初回治療が無効の転移のある大腸癌患者の生存期間が改善

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「二次治療によって、最初の治療が効かなかった転移のある大腸癌患者の生存期間を改善することができる」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:
多発性骨髄腫患者へのボルテゾミブ治療の役割の画像

多発性骨髄腫患者へのボルテゾミブ治療の役割

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。   「多発性骨髄腫患者へのボルテゾミブ治療の役割」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレ
大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]の画像

大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]

* 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究レビューを行って米国政府の推奨グレードを作成します。 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国政府とは独立した立場で
FDAがアジスロマイシン長期使用によるがん再発リスク増大を警告の画像

FDAがアジスロマイシン長期使用によるがん再発リスク増大を警告

対象:がん患者、医療従事者、腫瘍医 問題点:特定の炎症性肺疾患を予防する目的で、造血幹細胞移植を受ける血液またはリンパ節のがん患者に抗生物質のアジスロマイシン(商品名:Zithromax、Zmax)を長期投与すべきでない。臨床試験の結果によ
FDAが非ホジキンリンパ腫にモガムリズマブを承認の画像

FDAが非ホジキンリンパ腫にモガムリズマブを承認

速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、1種類以上の全身療法実施後の再発または難治性の菌状息肉症(MF)またはセザリー症候群(SS)の成人患者に対し、モガムリズマブ(mogamulizumab、商品名:ポテリジオ)点滴静注を承認した。本承認
FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)阻害剤による膀胱がん治療の画像

FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)阻害剤による膀胱がん治療

MDアンダーソン OncoLog 2018年7月号(Volume 63 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認の画像

FDAが切除不能肝細胞がんにレンバチニブを承認

2018年8月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能な肝細胞がん(HCC)患者の初回治療にレンバチニブカプセル(商品名:レンビマ、エーザイ社)を承認した。   本承認は、治療歴のない、遠隔転移を有するあるいは切除不能なHC
健康的な食事習慣の順守でがんリスク軽減の画像

健康的な食事習慣の順守でがんリスク軽減

4つの栄養スコアの分析からアルコールを控えた食事で最大の効果が示された。 健康的な食事と運動を積極的に取り入れ、アルコール摂取を控えた食習慣は、乳がん、前立腺がん、大腸がんのみならず、あらゆるがんの罹患リスクの軽減に関連していることが米国が
フレイル(虚弱)評価ツールが多発性骨髄腫患者の生存を予測の画像

フレイル(虚弱)評価ツールが多発性骨髄腫患者の生存を予測

実年齢だけでなく、身体機能と生活の質(QOL)の2要素を考慮するフレイル(虚弱)インデックスが高齢患者の治療意思決定に役立つ可能性 「多発性骨髄腫やそれ以外のがんを発症している高齢患者の治療合併症のリスクが高いことはわかっています。ですが、
再発膠芽腫に対するポリオウイルス療法で、3年生存率が21%の画像

再発膠芽腫に対するポリオウイルス療法で、3年生存率が21%

デューク大学の治療法が第1相試験において、致命的ながんの長期生存に有用であることが示された   デュークがん研究所で開発された遺伝子改変型ポリオウイルス療法は、第1相臨床試験において3年生存率が21%で、再発膠芽腫患者の長期生存率
チオ硫酸ナトリウムは子供のシスプラチン誘発性聴覚障害を予防の画像

チオ硫酸ナトリウムは子供のシスプラチン誘発性聴覚障害を予防

薬剤のチオ硫酸ナトリウムが化学療法薬のシスプラチンでがん治療を受けている子供の聴覚を保護する可能性のあることが最新の試験結果で明らかになった。   その臨床試験には、シスプラチンが標準的化学療法である非転移(局所)肝がんの子供が参
免疫療法への新しいアプローチは一部の乳がん患者に完全奏効をもたらすの画像

免疫療法への新しいアプローチは一部の乳がん患者に完全奏効をもたらす

米国国立がん研究所(NCI)の研究者らが開発した免疫療法の新たな方法により、他のすべての治療法が無効であった患者の乳がんで完全退縮がもたらされた。この患者は、NCIのがん研究センター(CCR)の外科部門長であるSteven A. Rosen
ハイリスク乳房病変の管理の画像

ハイリスク乳房病変の管理

MDアンダーソン OncoLog 2018年7月号(Volume 63 / Issue 7)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
2030年までに世界の女性の肺がん死亡率が40%以上上昇との予測の画像

2030年までに世界の女性の肺がん死亡率が40%以上上昇との予測

52カ国で収集したデータ分析の結果、全世界の女性における肺がん年齢調整死亡率は2015年から2030年の間に43%上昇すると予測されることが、米国がん学会(AACR)のCancer Research誌の報告で明らかになった。 全世界の乳がん
前立腺がん治療薬、塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)の使用制限を推奨―欧州医薬品庁(EMA)の画像

前立腺がん治療薬、塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)の使用制限を推奨―欧州医薬品庁(EMA)

塩化ラジウム223の使用は3次治療以降、または他の治療が受けられない場合に限定されるべき   欧州医薬品庁(EMA)安全委員会であるファーマコビジランス・リスク評価委員会(PRAC)は、2018年7月9日~12日に行われた会合にお
FDAが再発/難治性の急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認の画像

FDAが再発/難治性の急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認

2018年7月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査で感受性IDH1変異が検出された再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者に対し、ivosidenib[イボシデニブ](商品名:Tibsovo、Agios Pha
FDAがまれな副腎腫瘍にイオベングアンI 131を承認の画像

FDAがまれな副腎腫瘍にイオベングアンI 131を承認

2018年7月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身化学療法を必要とし、イオベングアンスキャン陽性で切除不能、局所進行/転移性の褐色細胞腫・傍神経節腫(PPGL)を有する成人および小児患者(12歳以上)に対する治療薬としてiobengu
バイオマーカー検査で喫煙者の肺がんリスク評価が向上の画像

バイオマーカー検査で喫煙者の肺がんリスク評価が向上

  血液検査によりCT検診の対象が重喫煙歴者以外にも拡大される可能性 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年7月12日 国際調査チームがJAMA Oncology誌に報告した研究によると、血液中の4種類のタンパクを組み合わ
局所進行頭頸部がんに対する現在の各治療戦略および化学療法選択肢の比較の画像

局所進行頭頸部がんに対する現在の各治療戦略および化学療法選択肢の比較

シスプラチンを用いた化学放射線併用療法が標準治療であると、ネットワークメタ分析で明らかに Oral Oncology誌で最近発表された論文で、イタリア、ローマにあるIRCCS(科学的入院医療施設)レジナ・エレナ国立がん研究所耳鼻咽喉科・頭頸
FDAがリボシクリブをHR陽性HER2陰性の進行/転移性乳がんに適応拡大の画像

FDAがリボシクリブをHR陽性HER2陰性の進行/転移性乳がんに適応拡大

2018年7月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性の進行/転移性乳がんを有する閉経前または閉経期の女性に対する初回内分泌治療としてribociclib[リボシクリブ](商品名:Kisqali、No
免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善の画像

免疫チェックポイント阻害薬で脳転移を有するメラノーマの生存が改善

脳転移を有する皮膚メラノーマ(悪性黒色腫)(MBM)患者では、チェックポイント阻害剤を用いた初回治療により全生存期間の中央値が1.4倍延長したことが、米国がん学会 の機関誌であるCancer Immunology Research誌に掲載さ