2018年06月の記事一覧

膵臓がん術前の化学療法+放射線療法で生存期間が延長の画像

膵臓がん術前の化学療法+放射線療法で生存期間が延長

ASCOの見解 「本試験は患者にとって有益な治療がどのように改善されるかを示す一例です。また、治療が非常に難しいとされている膵臓がんの患者にとって、正しい方向への一歩でもあります」と、ASCO専門委員であるAndrew Epstein医師は
手術不要の乳がん治療の画像

手術不要の乳がん治療

MDアンダーソン OncoLog 2018年5-6月号(Volume 63 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号
思春期/若年白血病(ALL)患者には小児向け環境またはNCI指定がんセンターでの治療が有益の画像

思春期/若年白血病(ALL)患者には小児向け環境またはNCI指定がんセンターでの治療が有益

成人向け環境で治療を受けた思春期/若年成人(AYA世代)ALL患者の生存は不良 最新の米国血液学会誌「Blood Advances」に示されたレトロスペクティブ分析によると、急性リンパ性白血病(ALL)の思春期/若年成人は、成人用の施設での
FDAがp17欠失のない慢性リンパ性白血病に対してもvenetoclaxを承認の画像

FDAがp17欠失のない慢性リンパ性白血病に対してもvenetoclaxを承認

2018年6月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、17p欠失の有無に関わらず、少なくとも1回の治療歴を有する慢性リンパ性白血病(CLL)患者あるいは小リンパ球性リンパ腫(SLL)患者に対する治療薬としてvenetoclax[ベネトクラックス
がんサバイバーの不眠症に新たな選択肢――鍼治療と認知行動療法の画像

がんサバイバーの不眠症に新たな選択肢――鍼治療と認知行動療法

ASCOの見解 「睡眠は、がん患者にとって積極的がん治療から治療後の生活全般をとおして、患者の健康に不可欠であることは周知の事実です。この研究により、従来の薬剤以外に睡眠や不眠症を改善すると思われる、心理カウンセリングや鍼治療など、薬剤に頼
成人がん患者のインフルエンザ予防のためのインフルエンザワクチン接種の画像

成人がん患者のインフルエンザ予防のためのインフルエンザワクチン接種

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「成人がん患者のインフルエンザ予防のためのインフルエンザワクチン接種」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情
転移性メラノーマ(原発部位から他の部位に広がったメラノーマ)に対する全身療法(錠剤あるいは注射剤)の画像

転移性メラノーマ(原発部位から他の部位に広がったメラノーマ)に対する全身療法(錠剤あるいは注射剤)

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「転移性メラノーマ(原発部位から他の部位に広がったメラノーマ)に対する全身療法(錠剤あるいは注射剤)」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAM
内因性オピオイドはモルヒネとは大きく異なる影響を脳細胞に及ぼすの画像

内因性オピオイドはモルヒネとは大きく異なる影響を脳細胞に及ぼす

合成オピオイド薬の中毒性の解明につながる可能性のある研究 運動によって生じる「ナチュラルハイ」状態の原因と言われるエンドルフィンなどは体内で作られるオピオイド物質である。脳細胞すなわち神経細胞のそれらに対する反応は、モルヒネやヘロイン、およ
大腸がんサバイバーの腸内マイクロバイオームが食事で改善の画像

大腸がんサバイバーの腸内マイクロバイオームが食事で改善

MDアンダーソン OncoLog 2018年5-6月号(Volume 63 / Issue 5-6)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号
ネララビンの追加でT細胞悪性腫瘍の小児および若年成人の生存率が上昇の画像

ネララビンの追加でT細胞悪性腫瘍の小児および若年成人の生存率が上昇

米国臨床腫瘍学会(ASCO) ASCOの見解 「腫瘍内科医として、私たちは、生存率が他のがんに比べて比較的高いがんであっても、患者により良いケアと転帰をもたらすよう絶えず努力しています。今回、患者の生活の質を損なうかもしれない余計な激しい副
PD-L1低発現尿路上皮がんではペムブロリズマブ、アテゾリズマブ単剤で生存率低下の画像

PD-L1低発現尿路上皮がんではペムブロリズマブ、アテゾリズマブ単剤で生存率低下

2018年5月18日 対象読者: 腫瘍医、薬剤師、リスクマネージャー 問題点:米国食品医薬品局(FDA)は、医療従事者、がん臨床試験責任医師、および一般に対して、転移性尿路上皮がん患者を対象とした臨床試験において、前治療歴がなく、プログラム
医療大麻に関するがん専門医と患者の話し合いの画像

医療大麻に関するがん専門医と患者の話し合い

調査によれば、医療大麻についてがん患者から話を切り出すが、医師間の知識格差が依然としてある   ASCOの見解 ASCOの患者ケア専門家であるAndrew S. Epstein医師 「本研究から、患者および家族は、がん関連の症状を