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メディアは癌治療に楽観的過ぎか

キャンサーコンサルタンツ
2010年3月

「癌に関するニュース報道では、積極的治療および生存については頻繁に議論されているが、治療の失敗、有害事象、終末期または死亡についての議論はほとんど行われていない」とペンシルベニア大学の研究者らは報告している。本研究の詳細は、2010年3月16日のオンライン版Archives of Internal Medicine誌で発表された。[1]

 

癌はメディアに比較的好まれるテーマである。メディアは「米国の全癌患者の約半数が癌または関連する合併症で亡くなっている」という事実を反映していない可能性があると本研究の著者らは指摘する。

 

研究者らは、癌に関する436件の新聞記事または雑誌記事を評価し、以下の考察を行った。

  • 調査した記事の32%が生存率を、7.8%が死亡と臨終を扱っていた。
  • 13%の記事が「積極的癌治療は効果を示さない場合がある」と報道していた。
  • 30%の記事が「積極的治療は有害事象を引き起こす場合がある」と報道していた。
  • 57%の記事が、積極的治療について議論しているが、終末緩和ケアまたはホスピスについて議論していた記事はわずか0.5%であった。
  • 2.5%の記事が積極的治療および終末ケアについて議論していた。

 

コメント:「癌治療についてメディアがこのように報道すると、患者は、癌治療、転帰および予後に関して不適切なほど楽観的な見方を持つ可能性がある」と本研究の著者らは示唆している。

 

参考文献:
[1] Fishman J, Have TT, and Casarett D. Cancer and the Media. How does the news report on treatment and outcomes? Archives of Internal Medicine. 170: March 16, 2010.

 


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翻訳松長愛美

監修朝井鈴佳(獣医学・免疫学)

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