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Regorafenibは転移性大腸癌に有効

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Regorafenibは転移性大腸癌に有効

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試験治療薬Regorafenibは、他の治療法では癌の進行が見られた転移性大腸癌患者の生存期間を改善し、癌の進行を遅延させる。この結果は2012年消化器癌シンポジウムで発表される。

 

米国では、大腸癌は依然として癌に関連する死亡原因の第2位である。転移性大腸癌とは、癌が結腸から体の遠隔部位に広がる疾患である。

 

標的治療では、癌細胞の増殖あるいは生存に関わる特定の経路を阻害する抗癌剤を用いる。標的治療には、増殖因子が癌細胞へ到達するのを阻止する治療法や、癌細胞への血液供給を減少させる治療法、あるいは免疫系を刺激し、癌細胞を認識して攻撃する治療法などがある。「ターゲット」の特異性に応じて、標的治療で癌細胞の増殖を抑制、あるいは癌細胞の死を誘導できる可能性がある。

 

Regorafenibは、癌の増殖に関与する複数の生物学的経路をターゲットとした試験研究中の標的治療薬である。転移性大腸癌の治療に対するRegorafenibを評価するために、研究者らは標準治療後に進行(悪化)した癌患者760人を対象に第3相臨床試験を実施した。試験参加者には、Regorafenibまたはプラセボのいずれかを投与した。また、すべての試験参加者は最善の対処療法(症状管理のためのケア)を受けた。

  • 全生存期間は、Regorafenib群では6.4カ月、プラセボ群では5.0カ月であった。
  • 病勢コントロール率(病状の安定、あるいは検出可能な腫瘍の縮小)は、Regorafenib群44%、プラセボ群15%であった。
  • Regorafenib群で最も多く見られた重篤な副作用は、手足の皮膚反応(17%)および倦怠感(15%)であった。

 

これらの結果は、Regorafenibは治療歴のある転移性大腸癌患者にベネフィットがあることを示唆している。他の患者よりも効果が認められた患者がいることから、現在、研究者らはその原因を調べている。

 

参考文献:

Grothey A, Sobrero AF, Siena S et al. Results of a phase III randomized, double-blind, placebo-controlled, multicenter trial (CORRECT) of regorafenib plus best supportive care (BSC) versus placebo plus BSC in patients (pts) with metastatic colorectal cancer (mCRC) who have progressed after standard therapies. Paper presented at: 2012 Gastrointestinal Cancers Symposium; January 19-21, 2012; San Francisco, CA. Abstract LBA385.

 


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原文掲載日

翻訳森島由希

監修北村 裕太(内科/東京医科歯科大学医学部附属病院)

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