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G17DT/ワクチンが反応した胃癌患者の生存率改善

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G17DT/ワクチンが反応した胃癌患者の生存率改善

キャンサーコンサルタンツ
2006年1月

ジャーナルCancerで最近発表された記事によると、免疫系を刺激し癌と戦うのを助けるワクチンに反応した進行胃癌患者は、ワクチンに反応しない患者と比べ、著しく改善された生存率を示した。

胃癌は、アメリカで14番目に罹患率の高い癌であり、不幸なことに、アメリカの胃癌患者のたった10-20%のみが、早期の癌を診断される。大多数は、進行した疾患として診断され、転移性胃癌は、体内の数箇所あるいは遠隔部位まで広がった、またはその両方の癌をいう。転移性胃癌の治療は、多くの場合患者の治療を目的とせず、むしろ患者の生活の質を改善し、生存の延長を目的とする。

 

癌の場所や転移の広さのため、外科的に癌を取り除く(切除不能)ことができない患者の主な治療方法は化学療法である。研究者たちは、生存率を改善するために転移性であるか切除不能な胃癌の治療に新しい治療薬またはレジメンを検討、比較し続けている。

 

ガストリンは、食物が胃に入ると放出されるホルモンである; ある種の食べ物は、他よりガストリンの分泌を刺激すると思われる。G細胞とよばれる細胞は、胃粘膜に見られ、ガストリンを分泌して血流に放出される。ガストリンの血中濃度が特定のレベルに達すると、胃酸が放出され、食物を消化するのを助ける。ガストリンは、膵臓、肝臓、腸のような消化器系の他の部分にも影響を及ぼす可能性もある。

 

ガストリンが、胃癌細胞を含むさまざまな癌細胞の成長を刺激することも示されており、これらの細胞は、ガストリンの刺激作用に非常に敏感な遺伝子と受容体(タンパク質)を過剰発現させる。G17はガストリンの優勢型であり、体内を循環する。G17は、胃癌細胞に対する一部の化学療法物質の癌消滅効果を低下させると考えられている。

 

5カ国からの研究者らは最近、胃癌の治療で、G17DTと呼ばれるワクチンを評価する多施設臨床試験を行った。G17DTは、患者の体内の免疫細胞を刺激し、ガストリン受容体を発現している癌細胞を攻撃させる。
この試験は、転移性または切除不能な胃癌患者で行われた。患者は、化学療法薬5-フルオロウラシルとPlatinol®(シスプラチン)に加えG17DTで治療を受けた。
G17DTに反応した患者は、そのワクチンに反応しなかった患者にくらべ、生存率を有意に改善した。

 

・治療に対する制癌の全奏効率は、30%であった

・癌無進行期間の中央値は、5.4ヵ月であった。

・生存期間中央値は、9ヵ月であった。

・血液検査によりワクチンに反応があったと確認された患者はワクチンに反応しなかった患者より顕著に長い無進行期間があった。

・中央値生存期間はワクチンに反応した患者が10.3ヶ月であったのに比べワクチンに反応しなかった患者はわずか3.8ヵ月であった。

・ワクチンに関する重篤な副作用はみられなかった。

 

研究者らは、まだ臨床試験段階のワクチンGD17を化学療法へ追加することで、ワクチンに反応する一部の患者が重篤な副作用なしで生存率を改善するかもしれないと結論づけた。著者は、第3相試験(FDA審査の前段階の試験)で進行した胃癌患者で生存率改善の可能性がさらに評価されることは必至であろう述べている。

 

GD17または他の有望な治療アプローチをさらに検討し、臨床試験に参加時、個々のリスクとベネフィットについて、進行胃癌患者が担当医師と話し合いを希望する場合、2つの情報源は以下。
進行中の臨床試験に関して-米国国立癌研究所(www.cancer.gov)とwww.cancerconsultants.com

 

参考文献:

Ajani J, Hecht J, Ho L, et al. An Open-Label, Multinationa, Multicenter Study of G17DT Vaccination Combination with Cisplatin and 5-Fluorouracil in Patients with Untreated, Advanced Gastric or Gastroesophageal Cancer: The GC4 Study. Cancer. 2006; 106: 1908-1916.
関連ニュース:  G17DT は進行した胃癌で化学治療の効果を増大 (2/20/03)

 


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翻訳HAJI 

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