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レブラミドの継続投与によって新たに診断された多発性骨髄腫の転帰が改善する可能性がある

キャンサーコンサルタンツ

新たに多発性骨髄腫と診断された高齢の患者において、レブラミド(レナリドミド)、メルファラン、プレドニゾンの3剤併用療法の後にレブラミド維持療法を加えると(MPR-R)、他の2種類の併用療法と比較して、無増悪生存率が改善する可能性がある。この継続中の第3相臨床試験の中間結果が、第52回米国血液学会(American Society of Hematology)年次総会で発表された。
多発性骨髄腫は、体の免疫系を構成する白血球細胞の特殊なタイプである形質細胞の癌である。多発性骨髄腫患者では異常な形質細胞が増加して機能不全の抗体を大量に産生し、血液や尿から検出されることがある。

 

レブラミドは経口薬で、骨髄内の癌性骨髄腫細胞の増殖を抑制するか遅らせることができる。過去に少なくとも1種類の治療を受けた多発性骨髄腫患者に対して、デキサメタゾンとの併用で承認されている。

 

多発性骨髄腫の初回治療でのレブラミドの効果を評価するために、幹細胞移植の適応にならない65歳以上の患者459人に第3相臨床試験を実施中である。患者は3つの療法群のいずれかに割り当てられた。

1) レブラミド/メルファラン/プレドニゾンの3剤併用療法に続く、レブラミド単独投与(MPR-R)
2) レブラミド/メルファラン/プレドニゾンの3剤併用療法に続く、プラセボ投与(MPR)
3) プラセボ+メルファラン/プレドニゾンの2剤併用療法に続く、プラセボ投与(MP)

その結果、レブラミドの継続投与を追加したMPR-R群が、MPR群またはMP群と比較して良好な転帰を示した。

• 全寛解率は、MPR-R群で77%、MP群で50%であった。
• 無増悪生存期間は、MPR-R群で31カ月、MP群で13カ月であった。MPR-R群の無増悪生存期間は、MPR群より有意に長かった。
• 全生存率を評価するにはさらに追跡調査が必要である。
• MPR-R群はMP群と比較して、重度(グレード3/4)の好中球減少(白血球数低下)、血小板減少(血小板数低下)、貧血(赤血球数低下)の発生頻度が高かった。

 

これらの結果は、移植の適応にならない高齢の患者で、新たに診断された多発性骨髄腫の治療としてレブラミドの継続投与が骨髄腫の進行を遅らせる可能性があることを示唆している。この臨床試験は継続中である。最終結果は追跡期間終了時に発表される。

 

参考文献:

Palumbo A, Delforge M, Catalano J et al. A phase 3 study evaluating the efficacy of lenalidomide combined with melphalan and prednisone in patients ?65 years with newly diagnosed multiple myeloma (NDMM): continuous use of lenalidomide vs fixed-duration regimens. Presented at the 52nd annual meeting of the American Society of Hematology. Orlando, FL, December 4-7, 2010. Abstract 622.

 


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翻訳月橋純子

監修林 正樹(血液・腫瘍科)

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