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ミニ移植が高齢AML患者に有望な結果を示す

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より低毒性の癌治療後の同種幹細胞移植は、急性骨髄性白血病(AML)などの進行性血液・骨髄癌の高齢患者に有望である。これらの結果は、Journal of the American Medical Association誌上で発表された。

 

AMLは骨髄と血液の癌で、その特徴は、骨髄芽球という未熟な白血球が急速に無制限に増殖することである。AMLは小児よりも成人でよく見られる。なお、診断時の平均年齢は65歳を超える。

 

高用量化学療法後幹細胞移植は、AMLなどの、いくつかの血液癌の治療に適用されることがある。幹細胞移植には、癌治療を受ける前に収集された患者自身の幹細胞を使用する(自家移植)こともあれば、他の人から提供された幹細胞を使用する(同種移植)こともある。

 

高用量化学療法後同種幹細胞移植 には毒性があるため、この治療アプローチは若年患者のために実施されることが多い。しかし、近年は、複数の移植施設で、同種移植に先立つ、低用量化学療法、放射線療法、または、生物学的療法、あるいは、その組み合わせの、より低毒性のレジメンが評価されている。これらのレジメンは、一部の癌細胞を殺傷し、また、ドナー由来幹細胞を攻撃しないように、患者の免疫系を抑制する。ドナー由来幹細胞は、患者に移植されると、患者の癌細胞を非自己として認識し、攻撃を開始することができる。このアプローチは「ミニ移植」とも呼ばれる。

 

進行性血液癌の高齢患者に対するミニ移植の安全性と効果を評価するために、60~75歳の患者372人を対象にした臨床試験が実施された。被験者は、低線量全身照射のみ、または、低線量全身照射とフルダラビン投与を受けた。次に、血縁者ドナー、または、非血縁者ドナー由来の同種幹細胞移植を受けた。

  • 5年全生存率は35%だった。
  • 5年無増悪生存率は32%だった。
  • 治療転帰は、被験者の年齢と無関係に、大まかに類似していた。

 

これらの結果は有望である。また、これらから、ミニ移植が、AMLなどの進行性血液癌の高齢患者にとって、適用可能な治療選択肢になることが示唆される。

 

参考文献:

Sorror ML, Sandmaier BM, Storer BE et al. Long-term outcomes among older patients following nonmyeloablative conditioning and allogeneic hematopoietic cell transplantation for advanced hematologic malignancies. JAMA. 2011;306:1874-1883.

 

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翻訳渡邊 岳

監修林 正樹(血液・腫瘍内科)

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