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メトロノーム化学療法(低用量持続投与)がアントラサイクリン系薬剤抵抗性の乳癌に有効

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メトロノーム化学療法(低用量持続投与)がアントラサイクリン系薬剤抵抗性の乳癌に有効

キャンサーコンサルタンツ
2008年9月

カナダの研究者は、アントラサイクリン系薬剤耐性の転移性乳癌患者の大多数に対し、低用量タキソテール(ドセタキセル)の週1回投与とゼローダ(カペシタビン)の毎日投与が効果をもたらしたことを報告した。これらの結果は、2008年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の乳癌シンポジウムにて最近発表された。

 

アドリアマイシン、シクロホスファミドおよびパクリタキセル(AC-P)の持続的(メトロノーム)投与が、乳癌患者に対する術前および補助的な治療において、良好な結果をもたらした。メトロノーム投与は、毒性が低く、長期の無投薬期間もなく低用量での投与を可能にする。基礎研究で、メトロノーム投与が治療によるアポトーシス効果を高める可能性が示されており、この方法の有効性について評価するための臨床試験が継続されている。

 

最近実施されたランダム化、多施設、第3相試験では、アドリアマイシン(ドキソルビシン)、シクロホスファミド、タキソール(パクリタキセル)などの術前持続化学療法が、標準的な間欠投与と比較して、局所進行乳癌患者(特にエストロゲンレセプター陰性[ER陰性]腫瘍を伴う患者)において組織学的完全奏効(pCR)率が有意に高まることが示唆された。(関連記事省略)

 

現在の臨床試験では、HER2陰性のアントラサイクリン系薬剤耐性の転移性乳癌患者47名を登録した。患者は、タキソテール週1回、ゼロ―ダ毎日、そしてセレブレックスを毎日投与された。臨床試験の主目的は、6ヵ月以上の間、腫瘍の部分縮小あるいは完全縮小、安定化などの臨床的な効果を得ることであった。

・ 42%の患者が臨床効果を得た:部分奏効が34%、安定が8%

・ 無進行期間中央値は、15週であったが、臨床効果が得られた患者においては、32週まで延びた。

・ 最も頻発した副作用は、血球減少症と下痢であった。

 

研究者は、「このタキソテールとゼローダの投与スケジュールは、新しい標的療法との併用療法を調査する臨床試験でさらに研究が必要である」と述べた。

 

コメント: 
化学療法のメトロノーム投与は、魅力的なコンセプトではあるが、相対的な効果は、未だ不確定である。

 

参考文献: 
Reference: Young S, et al. Phase II clinical rial examining the activity of docetaxel and oral capecitabine given in metronomic fashion and concurrently with celecoxib in patients with anthracycline-resistant metastatic breast cancer. Proceedings from ASCO Breast. 2008; Abstract 256.

 


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翻訳高杉友紀子

監修林正樹(血液・腫瘍科)

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