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ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法は胆管癌患者の生存期間を改善する

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ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法は胆管癌患者の生存期間を改善する

キャンサーコンサルタンツ
2009年5月

胆嚢癌や胆管癌治療に対するジェムザールⓇ(ゲムシタビン)とシスプラチンの併用療法は、ジェムザール単独療法と比較して、生存期間を改善し、癌進行リスクを低下させることが、英国の研究者らにより報告された。この第3相臨床試験の詳細については、5月29日~6月2日にフロリダ州オーランドにて開催されるAmerican Society of Clinical Oncology(ASCO)の2009年年次総会において報告される予定である。

 

毎年米国において、約7,200人が新たに胆管癌と診断され、3,600人が胆管癌により死亡している。これは、癌による死亡者数全体の約1%である。胆管癌に対する治療、特に唯一の治癒的治療である外科手術後の増悪に対する治療は、困難であることで知られている。ドイツの研究者らは、文献からの検討に基づいて、2007年にジェムザールとプラチナ製剤の併用は進行胆管癌患者に対する現在の標準治療であると結論付けた。

 

胆管癌治療における化学療法薬の併用効果を評価するために、研究者らは手術不能の進行胆管癌患者324人を対象とした第3相臨床試験を実施した。被験者らは、ジェムザール単独投与群とジェムザール+シスプラチン併用投与群に割り付けられた。第3相試験と、以前に実施された第2相試験との情報を合わせて、被験者数は合計410人となった。

・全生存期間は、ジェムザール単独投与群8.3カ月と比較して、ジェムザール+シスプラチン併用投与群11.7カ月であった。

・無増悪生存期間は、ジェムザール単独投与群6.5カ月と比較して、ジェムザール+シスプラチン併用投与群8.5カ月であった。

・好中球減少症は、ジェムザール単独群と比較して、ジェムザール+シスプラチン群においてわずかに発現頻度が高かった(17.9%対22.6%)。

 

コメント:これらのデータにより、ジェムザールとプラチナ製剤の併用は、進行胆管癌患者に対する標準治療であることが確認された。用意された声明において、研究グループのリーダーは以下のように述べた。「これらの知見により、進行胆管癌に対する初の標準治療を確立することができた。ジェムザールにシスプラチンを追加投与することによって、このような稀ではあるが治療困難な癌の進行を有意に抑制し、生存期間を延長することを明らかにした」。

 

参考文献:Valle JW et al. Gemcitabine with or without cisplatin in patients (pts) with advanced or metastatic biliary tract cancer (ABC): Results of a multicenter, randomized phase III trial (the UK ABC-02 trial). Journal of Clinical Oncology 2009;27:15s, Abstract #4503.

 


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翻訳近江屋 芽衣子

監修千種 葉月(薬学)

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