米国血液学会(ASH2019)、ダナファーバーより40以上の研究発表

12月7~10日にフロリダ州オーランドで開かれる第61回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者は40以上の試験結果を発表する。

ダナファーバーは、血液と骨髄疾患の患者を対象とする最大、かつ最も権威のある治療センターの一つである。

米国血液学会(ASH)は世界で最も包括的な血液学の学会であり、世界中から25,000人以上の血液学専門家が集まる。

ASHで発表される研究結果では、造血幹細胞移植、多発性骨髄腫、および白血病治療に関連する、実地医療を変える可能性のある内容が明らかにされる。

ダナファーバー研究者による注目すべき口頭発表は、以下のとおりである。

演題: 初回寛解期に同種移植を受けた60歳以上の急性骨髄性白血病(AML)患者の転帰予測となる、診断時の遺伝子変異

アブストラクト:  48

著者: R. Coleman Lindsley, MD, PhD

開催時刻: Saturday, December 7, 8:45 a.m. EST

演題: T細胞の抗多発性骨髄腫(MM)機能を強力に誘導するAMG701、その有効性をさらに高め、生体内のMM再発を防止する免疫調整薬(IMiD)

アブストラクト: 135

著者: Yu-Tzu Tai, PhD

開催時刻: Saturday, December 7, 10:00 a.m.

演題: 高リスク骨髄性悪性腫瘍患者に対する同種造血細胞移植前の減弱強度前処置(RIC)レジメンにベネトクラクス(販売名:ベネクレクスタ)を追加する第1相用量漸増試験

アブストラクト:  258

著者: Jacqueline Garcia, MD

開催時刻: Saturday, December 7, 3:15 p.m.

演題: 高リスクくすぶり型多発性骨髄腫を対象にイキサゾミブ(販売名:ニンラーロ)、レナリドミド(販売名:レブラミド)、およびデキサメタゾンを併用した第2相試験

アブストラクト: 580

著者: Mark Bustoros, MD

開催時刻: Monday, December 9, 7:45 a.m.

演題: 古典的ホジキンリンパ腫に対するプログラム細胞死1受容体(PD-1)/プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)遮断後の同種造血幹細胞移植の安全性と有効性:大規模な国際コホート分析

アブストラクト: 775

著者: Reid W. Merryman, MD

開催時刻: Monday, December 9, 2:45 p.m.

翻訳担当者 水町美和

監修 前田 梓(医学生物物理学/トロント大学)

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