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レナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法後のレナリドミド維持療法が症候性多発性骨髄腫患者に有効

キャンサーコンサルタンツ

前治療歴のない移植可能な65歳以下の症候性多発性骨髄腫患者31人を対象として、レナリドミド(レブラミド)+ボルテゾミブ(ベルケイド)+デキサメタゾンの3剤(RVD)による導入療法および地固め療法後のレナリドミド維持療法を評価した臨床試験の中間集計結果がこのほど、フランスの研究者らによって発表された。患者は、寛解導入療法としてRVD療法を3サイクル受けた後に自家末梢血幹細胞移植(ASCT)を受け、RVD地固め療法を2サイクルおよびレナリドミド維持療法を1年間受けた。

 

多発性骨髄腫は、身体の免疫システムの構成要素である白血球のうち特殊なタイプである形質細胞のがんである。多発性骨髄腫患者では、異常な形質細胞数が増殖し、機能をもたない抗体が増加する。そして、これらの抗体は血液中や尿中で検出されることがある。高用量化学療法・自家末梢血幹細胞移植(ASCT)は多発性骨髄腫患者に対する標準治療である。医師らは、生存期間の延長や忍容性の向上を目的として、ASCTの成績向上のあり方を引き続き検討している。

 

この臨床試験では、RVD導入療法を3サイクル完了するまでにvery good partial response (VGPR;非常に良い部分寛解)以上の治療効果が患者の58%で達成され、この奏効率はASCT実施後に70%、レナリドミドによる地固め療法後には87%にまで上昇した。レナリドミド維持療法によって、患者の27%においてさらに深い治療効果が得られた。追跡期間中央値39カ月の時点で、骨髄腫の進行が3年間みられない患者の生存率は推定で77%であり、3年全生存率は100%であった。この治療は良好な忍容性を示し、最も多くみられたRVDによる副作用は、感覚神経障害および白血球減少症であった。

 

RVDおよびASCTによる治療プログラムは良好な忍容性を示した。そして、この治療方法には新規に診断を受け、ASCT準備中のステージ2または3に該当する多発性骨髄腫患者の治療成績を改善する可能性がある。この治療プログラムの評価は、ダナファーバー癌研究所において現在行われている。

 

参考文献:
Roussel M, Lauwers-Cances V, Robillard N, et al. Front-Line Transplantation Program With Lenalidomide, Bortezomib, and Dexamethasone Combination As Induction and Consolidation Followed by Lenalidomide Maintenance in Patients With Multiple Myeloma: A Phase II Study by the Intergroupe Francophone du Myélome. Journal of Clinical Oncology. Published online before print July 14, 2014, doi: 10.1200/JCO.2013.54.8164

 


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翻訳寺本瑞樹

監修佐々木裕哉(血液内科、血液病理/久留米大学病院)

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