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コーヒーの摂取で肝臓癌の発症リスクが低下

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コーヒーの摂取で肝臓癌の発症リスクが低下

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コーヒー愛好者の方へ朗報-コーヒー豆から抽出して飲むレギュラーコーヒーを摂取すると、肝癌の発症リスクが40%低下することが新たな研究結果から明らかになった。さらに、一日3杯以上のコーヒーを摂取する人では、肝癌の発症リスクが50%以上低下することが本研究によって明らかとなり、Clinical Gastroenterology and Hepatology誌に発表された。[1]

 

肝臓は人体の最大の臓器であり、グルコースやプロテイン群、ビタミン群、脂質の分泌機能、胆汁の産生機能、ヘモグロビンの代謝機能、さまざまな有害物質の解毒機能など、500以上もの機能がある。原発性肝癌の中で、もっとも一般的なものが肝細胞癌(HCC)である。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、癌の部位別死亡率において、肝癌が米国では第9位、世界では第3位となっている。

 

研究者らは、1996年から2012年に集計されたデータのメタ解析を実施し、合計3,153の肝癌症例を含んだ16の研究を選定した。また、彼らによる2007年の最新で詳細な研究以降に発表された、より最新のHCC症例データ900件も含めた。[2]

 

その結果、杯数にかかわらず、コーヒーを摂取する人では、コーヒーを摂取しない人と比較して、HCC発症リスクが40%低下することが明らかになった。さらに、コーヒーを多量に摂取した人ほど、HCC発症リスクが低下した。一日3杯以上コーヒーを摂取した人では、HCC発症リスクが50%以上低下した。コーヒーとHCC発症リスク低下との関連性は、性別やアルコール摂取の有無、肝炎や肝疾患の既往歴にかかわらず一致した。

 

研究者らは、コーヒーの摂取は肝癌の発症リスクを低下させるものと思われる、と結論づけた。また、摂取したコーヒーが肝酵素や肝硬変の発症に作用することによって、肝癌の予防になるという仮説を立てた。

 

参考文献:

[1] Bravi F, Bosetti C, Tavani A, et al. Coffee reduces risk for hepatocellular carcinoma: An updated meta-analysis. Clinical Gastroenterology and Hepatology. 2013; 11(11): 1413-1421.e1.
[2] Bravi F, Bosetti C, Tavani A, et al. Coffee drinking and hepatocellular carcinoma risk: a meta-analysis.Hepatology. 2007;46: 430–435.

 


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原文掲載日

翻訳並木 恵

監修大野智(腫瘍免疫/早稲田大学・東京女子医科大学)

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