2021年06月の記事一覧

ブレンツキシマブが若年ホジキンリンパ腫の放射線療法による被曝量を減らす可能性の画像

ブレンツキシマブが若年ホジキンリンパ腫の放射線療法による被曝量を減らす可能性

ホジキンリンパ腫の小児および10代の一部の患者では、進行がんに対する放射線療法の必要性を減らす、またはなくすことができるかもしれない。 新たな試験では、小児および10代の高リスクホジキンリンパ腫患者に対する初回化学療法として、化学療法剤の1
遺伝子パネル検査で大腸の遺伝性がん症候群をより多く検出できる可能性の画像

遺伝子パネル検査で大腸の遺伝性がん症候群をより多く検出できる可能性

遺伝性がん症候群を有する大腸がん患者の最大38.6%(リンチ症候群患者6.3%を含む)は、現在の一般的な腫瘍スクリーニング法ではその病態が見逃された可能性があり、そして大腸がん患者の7.1%以上は、特定可能な遺伝性の遺伝子変異を有している。
トラスツズマブ デルクステカンは切除不能な大腸がんに有望の画像

トラスツズマブ デルクステカンは切除不能な大腸がんに有望

抗体薬物複合体であるトラスツズマブ デルクステカンが、標準治療抵抗性のHER2陽性の切除不能な大腸がんを対象とした非盲検第2相試験において、「有望かつ持続的な効果」を示した。 HER2増幅は大腸がんの2~3%に認められるが、現在までのところ
FDAがFGFR2融合遺伝子陽性切除不能胆管がんにインフィグラチニブを承認の画像

FDAがFGFR2融合遺伝子陽性切除不能胆管がんにインフィグラチニブを承認

2021年5月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療歴のある切除不能局所進行性または転移胆管がんを有し、FDA承認検査によって検出された線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)融合遺伝子陽性または他の遺伝子再構成を有する成人を対象に、キ
ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成の画像

ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成

化学療法を含まないレジメンにより新規診断患者で完全寛解率が100%、分子学的寛解率が85% アブストラクト #7001 ポナチニブ(販売名:アイクルシグ)とブリナツモマブ(販売名:ビーリンサイト)の併用療法が、フィラデルフィア染色体陽性急性
免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせるの画像

免疫療法薬レラトリマブ+ニボ併用がメラノーマの進行を大幅に遅らせる

【ASCOの見解】「免疫療法薬は、進行メラノーマ(悪性黒色腫)の患者さんの治療の見通しに大きな変化をもたらしてきました。今回の試験では、PD-1とLAG-3という異なるチェックポイントに作用する2つの免疫療法薬の併用が成功を収めたことから、
免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせるの画像

免疫療法薬アテゾリズマブは早期非小細胞肺がん切除患者の再発を遅らせる

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「早期肺がんの治療に免疫療法が有効であることが初めて確認されました。IMpower010試験は、特定の患者において、アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)が進行がんへの進行を遅らせ、より積極的な治療の必要