2016年06月の記事一覧

心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン(リーフレット)の画像

心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン(リーフレット)

心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン使用  米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン(アセチルサリチル酸)使用について最終的な推奨グレードを発表しました。本委員会によると
セツキシマブが最も有効な大腸がん患者を特定する新たなバイオマーカー(FCGR2A H/H)の画像

セツキシマブが最も有効な大腸がん患者を特定する新たなバイオマーカー(FCGR2A H/H)

支持療法に加え、セツキシマブ(アービタックス)による治療を加えた場合、KRAS遺伝子に変異がない転移性大腸がん患者のうち、特定のFCGR2A遺伝子型が2コピー存在する患者(FCGR2A H/H)に限り、全生存期間(OS)中央値が有意に長くな
術後の腹腔内化学療法の追加が、卵巣がんの進行を遅らせる可能性の画像

術後の腹腔内化学療法の追加が、卵巣がんの進行を遅らせる可能性

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「腹腔内(IP)化学療法は、新たに卵巣がんと診断され、手術で切除が成功した女性に対して効果的な治療ですが、十分には利用されていません。今回の研究データは、手術前に静脈内投与による化学療法を受けた女性の術後
FDAが、ソマトスタチン陽性神経内分泌腫瘍の画像診断薬Netspotを承認の画像

FDAが、ソマトスタチン陽性神経内分泌腫瘍の画像診断薬Netspotを承認

速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、陽電子放射断層撮影法(PET)のための放射性診断薬であるガリウムドータオクトレオテートの初の注射準備キットであるNetspotを承認した。この放射性プローブは、まれな疾患であるソマトスタチン
プロテアソーム阻害剤が有効な多発性骨髄腫患者を特定するタンパクの画像

プロテアソーム阻害剤が有効な多発性骨髄腫患者を特定するタンパク

MDアンダーソンがんセンター ニュースリリーステキサス大学MDアンダーソンがんセンター主導の研究によると、TJP1(tight junction protein 1)として知られる遺伝子は、ボルテゾミブなどのプロテアソーム阻害剤やその感受性
FDAが白金治療後の転移性尿路上皮がんにアテゾリズマブを承認の画像

FDAが白金治療後の転移性尿路上皮がんにアテゾリズマブを承認

速報 米国食品医薬品局(FDA)は、本日、膀胱がんの一種である尿路上皮がんに対して、atezolizumab[アテゾリズマブ](商品名:Tecentriq)を承認した。アテゾリズマブはPD-1/PD-L1阻害剤としては初めてこの種
ボルテミゾブベース化学療法+幹細胞移植が多発性骨髄腫の無増悪生存を延長の画像

ボルテミゾブベース化学療法+幹細胞移植が多発性骨髄腫の無増悪生存を延長

米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「新規薬剤が使われる時代になっても、実績のある治療法がその価値を保っています。新規薬剤による治療後に幹細胞移植を実施するという、新旧それぞれの最良の方法を組み合わせることで患者に最善の治療効果がもたらされ
糖尿病治療薬が膀胱がんリスクの上昇と関連の画像

糖尿病治療薬が膀胱がんリスクの上昇と関連

英国医療サービス(NHS)  「糖尿病治療薬のピオグリタゾンは膀胱がんのリスクを63%上昇させる」と英国デイリー・テレグラフ紙が報じた。 現実的には実際のリスクの増加は小さいものの、この結果は医師と患者の双方にとって処方
局所再発直腸がんの画像

局所再発直腸がん

MDアンダーソン OncoLog 2016年4月号(Volume 61 / Issue 4)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
大腸左側原発の転移性大腸がんは、右側と比べ生存期間が長いの画像

大腸左側原発の転移性大腸がんは、右側と比べ生存期間が長い

結腸の左側に発生するがんは、右側に比べ長期生存につながる米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解「本研究は大腸がんの腫瘍位置に関するこれまでで最大規模の研究で、この予想外の因子によって、なぜ特定の患者は他の患者より良い結果を示すのかといういくつか
甲状腺未分化がんの画像

甲状腺未分化がん

MDアンダーソン OncoLog 2016年4月号(Volume 61 / Issue 4)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
前立腺がんの主な活性化因子(ドライバー)として新たな治療標的を特定の画像

前立腺がんの主な活性化因子(ドライバー)として新たな治療標的を特定

米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~アンドロゲン非依存性あるいは去勢抵抗性前立腺がんともよばれる進行前立腺がんにおいて、主要な腫瘍活性化(ドライバー)分子の働きを阻害する代替的アプローチが特定された。 前立腺がん
第1相臨床試験における高精度医療の活用が患者の転帰を改善の画像

第1相臨床試験における高精度医療の活用が患者の転帰を改善

ASCOの見解 「高精度医療(Precision Medicine:プレシジョン・メディシン)は、未来のがん治療の話ではなく、現在のものです。本試験は、患者と腫瘍にあわせて治療を個別化していくほど、臨床試験の早期段階の治療法であってもより良