アバスチン®[Avastin](ベバシズマブ[bevacizmab])/腎細胞癌(RCC)におけるタルセバ/アバスチンの最新試験結果 | 海外がん医療情報リファレンス

アバスチン®[Avastin](ベバシズマブ[bevacizmab])/腎細胞癌(RCC)におけるタルセバ/アバスチンの最新試験結果

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アバスチン®[Avastin](ベバシズマブ[bevacizmab])/腎細胞癌(RCC)におけるタルセバ/アバスチンの最新試験結果

キャンサーコンサルタンツ
2005年11月

サラ・キャノン・リサーチ・インスティテュートの研究者らは、タルセバ(エルロチニブ)とアバスチン(ベバシズマブ)の、転移性腎淡明細胞癌患者に対する最新の試験結果を報告した[1]。この研究は、18ヵ月の追跡調査後、最近オンライン出版されたJournal of Clinical Oncology誌上で報告された[2]。2005年11月2~5日、同研究者達はニューヨークで開催された第23回化学療法基金シンポジウムにおいて、同じ患者グループに対する27ヵ月の追跡調査について発表した。

 

この試験は59症例の再発性腎淡明細胞癌治療におけるタルセバとアバスチンを評価するものであった。患者全員は腎臓の摘出手術(腎摘除術)を受けていた。研究者らの報告によれば、患者の25%は客観的反応を呈し、さらに61%は8週間の治療後、病状が安定した。無増悪期間中央値は11ヶ月で、43%の患者は一年間病勢の進行がなかった。18ヶ月で患者の生存率は60%であった。治療の副作用は概して軽度であり、高血圧、下痢、発疹、悪心、嘔吐がよくある副作用であった。

 

中央値27ヶ月の追跡調査では以下の結果が見られた。

 

患者の25%が部分寛解または完全寛解を示した。患者の61%が病状の安定またはやや有効な反応を示した。無増悪期間中央値は11ヶ月であった。

1年無増悪生存率は45%
2年無増悪生存率は24%
2年生存率は58%

 

治療は患者が十分耐えられるものであった

 

研究者らは、タルセバとアバスチンの併用は転移性腎細胞癌治療の有効な療法であると結論づけた。腎細胞癌治療にこの2薬剤を併用すれば、いずれかの単剤使用より生存期間が長くなるようであった。

 

コメント

上記は注目すべき結果であり、腎細胞癌治療のために様々な組み合わせの薬剤を使用した標的治療について、さらなる研究が必要であることを示している。

 

参考資料

[1]Hainsworth J,Spigel D, Greco A. Combination therapy with bevacizumab and erlotinib for patients with metastatic clear cell renal carcinoma.? Proceedings from the 23rd annual Chemotherapy Foundation Symposium, New York, NY. November 2005;抜粋 #22.

[2] Hainsworth J,Sosman J, Spigel D, et al. Treatment of metastatic renal cell carcinoma with a combination of bevacizumab and erlotinib. Journal of Clinical Oncology. 2005 Early on-line publication. DOI: 10.1200/JCO.2005.01.8234.

 


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翻訳Chachan

監修榎本 裕(泌尿器科)

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