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再発性の慢性リンパ球性白血病治療にフラボピリドールが明白な活性を示す

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再発性の慢性リンパ球性白血病治療にフラボピリドールが明白な活性を示す

キャンサーコンサルタンツ
2008年6月

オハイオ州立大学の研究者らは、Flavopiridol(フラボピリドール)は再発性の慢性リンパ球性白血病(CLL)治療に明白な活性を示すと報告した。本試験の詳細は、5月30日から6月2日にシカゴで開催された2008年度米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された。

 

 

フラボピリドールは、サイクリン依存性キナーゼ阻害因子であり、CLLの単独治療薬および併用治療薬として有効性が評価されている。近年、フラボピリドールの効果は投与スケジュール依存性であること、また超急性腫瘍崩壊症候群を引き起こすIL-6分泌との関連性が示唆されてきた。この知見をもとに、フラボピリール投薬基準(初回量30分静注に続き、4時間連続注入、週1回、投与期間―4-6週間)が開発された。本試験結果は学会誌「Blood」2007年度版に掲載された。本治療薬の用量制限毒性は、サイトカン分泌(IL-6)による超急性の腫瘍崩壊症候群であり、積極的予防およびWBC値が200,009/Lを超える患者を除外することが必須である。本試験において、難治性CLL疾患者42人のうち45%が部分寛解を示した。本試験の著者らは、17p13.1細胞遺伝学的異常を示す患者において、フラボピリドールが明白な活性を示すとの知見を見出した。フラボピリドールはCLL治療薬の臨床試験で最も高い有効性があるものの一つであると示唆された。

 

2008年度ASCOにおいて、再発性CLL患者62人に対するフラボピリドール投与のデータが報告された。患者は投薬中IL-6分泌効果を遮断するためにデキサメタゾンを事前投与された。全患者は30分のボーラス投与の後、4時間連続注入を受けた。全患者の6.5%が完全寛解を、42%が部分寛解を示した。予後不良の染色体異常のある患者18人中9人において寛解がみられた。本著者らは、フラボピリドールが再発性CLL患者および高危険度の染色体異常のある患者において明白な活性を示すと結論付けた。

 

コメント: 

本試験のデータより、フラボピリドールはCLL治療において非常に有用な薬剤となるとみられ、おそらく他の低悪性度リンパ腫にも有用であろうと思われる。

 

参考文献

1 Lin TS, Andritsos LA, Fisher JB, et al. Activity of the cylin-dependent kinase (CPK) inhibitor flavopiridol in relapsed, genetically high risk chronic leukemia (CLL). Journal of Clinical Oncology. 2008;26:abstract 7007.
2 Byrd JC, Lin TS, Dalton JT, et al. Flavorpiridol administered using a pharmacologically derived schedule is associated with marked clinical efficacy in refractory, genetically high-risk chronic lymphocytic leukemia. Blood. 2007;109

 


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翻訳ユーテセット 康子

監修林 正樹(血液・腫瘍医)

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