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アレルギーがある人は脳腫瘍のリスクが低い

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アレルギーがある人は脳腫瘍のリスクが低い

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アレルギーがある人、特に複数のアレルギーがある人は、脳腫瘍の1つである神経膠腫(低または高グレード)が発生するリスクが低いようであるとの結果がCancer Epidemiology, Biomarkers, & Prevention誌に発表された。
神経膠腫とは、脳内で補助的な機能を果たす細胞であるグリア細胞より発生する脳腫瘍であり、その特徴によって悪性度の低い低グレードのものから悪性度の高い高グレードのものに分類される。

 

これまでの研究からアレルギーがある人はアレルギーがない人に比べて神経膠腫のリスクが低いことが示唆された。ただし、どれくらいの期間アレルギーであるか、いつアレルギーを発症したか、また抗ヒスタミンの使用によってそのリスクに変化があるのかについては詳しくはわかっていない。

 

アレルギーと神経膠腫との関係をさらに詳しく調べるため、神経膠腫患者419人と神経膠腫でない者612人において研究を行った。医学的に診断されたアレルギーに関する情報ならびに抗ヒスタミン剤の使用に関する情報を参加者より直接確認をした。

 

結果は、アレルギーがある人は神経膠腫のリスクが低いことを示唆するものであった。

 

本研究の主任研究員は、結論として「われわれの行った研究でアレルギーがある人の免疫システムと神経膠腫のリスクとには関連があることが確認された。脳腫瘍発生に関連している可能性のある生物学的なメカニズムをさらに詳しく明らかにするためには、アレルギーおよび抗ヒスタミン剤の使用について、標準化した質問集および生物学的マーカーの利用を含めた包括的な研究が不可欠である」と述べている。

 

参考文献:
McCarthy BJ, Rankin K, Il’yasova D et al. Assessment of type of allergy and antihistamine use in the development of glioma. Cancer Epidemiology, Biomarkers, & Prevention. 2011;20:370-378.

 


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原文掲載日

翻訳金井 太郎

監修林 正樹(血液・腫瘍科)

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