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アバスチン®が子宮頸癌の治療に有望

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アバスチン®が子宮頸癌の治療に有望

キャンサーコンサルタンツ
2009年3月

Gynecologic Oncology Group臨床試験団体の研究者らは、アバスチン®(ベバシズマブ)には難治性あるいは再発性の子宮頸部扁平上皮癌の治療に顕著な活性があると報告した。 これらの結果は Journal of Clinical Oncologyの2009年3月1日号で発表された。

 

アバスチン®は、血管内皮細胞増殖因子 (VEGF) に対する組換えヒト化モノクローナル抗体である。 VEGFは、腫瘍の血管新生に重要な役割を果たすと考えられており、アバスチン®はこのVEGFの働きを阻害することで、抗癌効果があるとされている。アバスチン®は非小細胞肺癌、結腸直腸癌、および乳癌の治療のためにFDAから承認を受けているが、卵巣癌、小細胞肺癌、脳腫瘍、前立腺癌、肝細胞癌、軟部組織肉腫、膵癌、および腎細胞癌を含む多くの腫瘍で効果がある。 子宮頸癌に対する治療としてアバスチン®使用した報告は一つしかなかった。 ワシントン大学の研究者らは、アバスチン®は5-FUかゼローダ®(カペシタビン)と組み合わせることにより濃厚な前治療歴のある再発性子宮頸癌の女性にも有効であると報告した。

 

再発性子宮頸部扁平上皮癌の治療においてアバスチン®を評価するために、研究者は46人の女性患者を対象として第2相臨床試験を行った。重篤な副作用が現れるか癌が進行するまで試験参加者は3週間毎にアバスチン®の静脈注射を受けた。

 

・24%の患者は少なくとも6カ月間、癌が進行せずに生存した。

・11%の患者には、部分奏効があった。

・奏効期間の中央値は6.2カ月だった。

・全生存期間の中央値は7.3カ月だった。

・無増悪生存期間の中央値は3.4カ月だった。

・治療との関連を否定できない感染にために死亡した例が1例あった。

・副作用は高血圧と血栓塞栓症を含んでいた。

 

これらの研究者は、一般に、アバスチン®は十分な忍容性があり、既治療の再発性子宮頸癌の女性に抗癌活性を持っているようだ、と結論した。 さらに、このような患者集団におけるアバスチン®の役割は、さらに第3相臨床試験を行なうに値すると述べた。

 

コメント:

これらのデータはアバスチン®の単剤としての有効性を示しているが、次の試験は化学療法かことによると他の分子標的薬とアバスチン®を併用することになるであろう。

 

参考文献:

Monk BJ, Sill MW, Burger RA et al. Phase II trial of bevacizumab in the treatment of persistent or recurrent squamous cell carcinoma of the cervix: a Gynecologic Oncology Group Study. Journal of Clinical Oncology. 2009;27:1069-1074.

 


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監修榎本 裕(泌尿器科)

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