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研究により婦人科癌に対して新たな進歩がもたらされる

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研究により婦人科癌に対して新たな進歩がもたらされる

米国臨床腫瘍学会(ASCO)

連絡先:Amanda Narod (312.949.3232)

 

シカゴ ― 婦人科癌に対する新たな進歩について詳述している研究が、第47回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の記者会見で本日発表された。

 

「腫瘍医および研究者として、治療困難な婦人科癌に対する治療法を拡大するよう努めています」と記者会見の司会者であるAndrew Seidman医師は述べた。Seidman医師は、ニューヨークに位置するスローンケタリング記念がんセンターのBreast Cancer Medicine Service(乳癌医療サービス)の指導医で、コーネル大学ワイル医学部の内科教授でもある。「本会議で発表された研究により、乳癌の疾病管理と予防における目覚しい進歩が示されました。さらに、卵巣癌に対する標準化学療法にベバシズマブを追加することの有効性が2つの一貫した研究により明示されました」。

 

記者会見において取り上げられた研究は以下のとおり:

 

エキセメスタンにより高リスクの閉経後女性における侵襲性乳癌発症率が有意に低下:大規模な二重盲検ランダム化第3相試験によると、乳癌発症リスクが高い閉経後女性において、アロマターゼ阻害剤のエキセメスタン(アロマシン)がプラセボに比べ発症率を65%低下させたことが示された。

 

広範リンパ節照射療法の追加により初期乳癌女性における再発が減少:ランダム化第3相試験の中間解析データによると、リンパ節陽性あるいは高リスクのリンパ節陰性の乳癌女性患者において、領域リンパ節への付加的な照射療法(RNI: regional nodal irradiation)を行うことで無病生存期間が改善され、腫瘍部位の周辺または身体の他の部位における再発が減少したことが示された。

 

ベバシズマブにより卵巣癌、腹膜癌、および卵管癌の再発患者における無増悪生存期間が延長:ベバシズマブ(アバスチン)とプラチナ製剤ベースの化学療法を併用したランダム化第3相試験であるOCEANS試験によると、ベバシズマブを投与した再発卵巣癌女性では疾患が進行することなく生存期間が有意に延長したことが示された。病勢進行リスクが52%低下したことが明らかになった。

 

新たに卵巣癌と診断された患者に対するベバシズマブの投与についての初期データにより、再発リスクが高い女性に対する生存利益が示唆された:ランダム化第3相試験の生存率についての中間データによると、新たに卵巣癌と診断された女性で、特に悪性度の高い疾患を有する女性の治療として、カルボプラチンとパクリタキセルの標準化学療法にベバシズマブ(アバスチン)を加えることで、化学療法単独に比べより多くのベネフィットが得られたことが示唆された。

 

記者会見の全文をご覧になる場合は、ここをクリックしてください。

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