2017年03月の記事一覧

大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存の画像

大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存

専門家の見解 「大腸がんの腫瘍部位が患者の生存期間を予測するのに役立つことを示す先の研究を見てきたが、この研究は治療をさらに個別化するのに役立つ情報を追加しています」と、ASCO専門委員Lynn Schuchter医師(FASCO)は述べた
MRIの検査で、前立腺生検を回避できる可能性の画像

MRIの検査で、前立腺生検を回避できる可能性

前立腺がんの疑いがあるすべての男性は、MRIを受けるとよい、とガーディアン紙は報じる。これはMRIが現行の生検(分析のために前立腺組織片を採取すること)と比較してどれほど優れているかを調べた研究の結論である。   前立腺生検の欠点
遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性の画像

遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性

1000人以上の大腸がん患者を対象としたダナファーバーがんセンターの新たな研究の結果、全体で約10%という驚くべき割合の患者が、がん感受性を高める(がんを発症しやすくなる)と考えられる遺伝子変異を有することがわかった。大腸がん患者の治療およ
カルチノイド症候群の下痢症治療にテロトリスタットエチルをFDA承認の画像

カルチノイド症候群の下痢症治療にテロトリスタットエチルをFDA承認

速報   2017年2月28日   米国食品医薬品局(FDA)は、ソマトスタチン類縁体(SSA)単独では下痢を十分にコントロールできないカルチノイド症候群成人患者に対する併用薬として、telotristat ethyl[
免疫療法薬がASCO アドバンス・オブ・ザ・イヤーにの画像

免疫療法薬がASCO アドバンス・オブ・ザ・イヤーに

2月4日世界対がんデーを前に、がん研究への米連邦政府助成金の増額を要請   免疫療法薬の研究の進歩により利益を受けるがん患者は増え続けており、米国臨床腫瘍学会(ASCO)はアドバンス・オブ・ザ・イヤーに2年連続で免疫療法薬を挙げた
ビッグデータの個人情報保護ガイドラインの画像

ビッグデータの個人情報保護ガイドライン

ビッグデータの特性によって、個人データ保護に関する従来の原則の適用が非常に困難になる可能性   2017年1月28日のデータ保護の日に先立ち、「条約第108号」としても知られる欧州評議会のデータ保護条約に関する委員会は、個人をデジ
卵巣がん治療薬が神経膠腫に有効な可能性の画像

卵巣がん治療薬が神経膠腫に有効な可能性

ある種の脳腫瘍でしばしば見られる遺伝的欠陥は、細胞がDNA損傷を修復するのを抑制する可能性があることが、米国の新たな研究で示唆されている。   エール大学の研究者らは、この欠陥により、実験室において脳腫瘍細胞が、一部の卵巣がん患者
遺伝子検査が骨髄異形成症候群への移植の指針となるの画像

遺伝子検査が骨髄異形成症候群への移植の指針となる

骨髄異形成症候群(MDS)患者への造血幹細胞移植において、1回の血液検査と医学的状態の基本情報があれば、効果が期待できる患者、および化学療法や放射線治療による最適な移植前処置の強度を判別できることが、ダナ・ファーバーがん研究所とブリガム・ア
閉経後女性の意図的な体重減量は、子宮内膜がんリスクを低下の画像

閉経後女性の意図的な体重減量は、子宮内膜がんリスクを低下

ASCOの見解   Jennifer Ligibel医師、米国臨床腫瘍学会(ASCO)がん予防専門医 「肥満と子宮内膜がんや他のがんのリスク増加との関連性を調べる研究はこれまで1,000件以上ありましたが、体重減少とがんリスクの関
高濃度乳腺乳がん患者は、対側乳がん発症リスクが高いの画像

高濃度乳腺乳がん患者は、対側乳がん発症リスクが高い

MDアンダーソンがんセンターの研究は、乳腺濃度と対側乳がんとの関連性を見出した。   テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの新しい研究によると、高濃度乳腺を有する乳がん患者は、対側乳がんを発症するリスクが約2倍高い。 &nbs
乳がん細胞形状と遺伝子活性のマップが治療選択に有用な可能性の画像

乳がん細胞形状と遺伝子活性のマップが治療選択に有用な可能性

本日(水曜日)Genome Research誌に掲載された研究によると、研究者らは、乳がん細胞の形状と、オンになったりオフになったりする遺伝子とを結び付ける「マップ」を作成し、そのマップと実際の疾患転帰を照合したのだが、これは、いつの日か医