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ASH年次総会で血液がん化学療法の最新知見をMDアンダーソンが発表

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ASH年次総会で血液がん化学療法の最新知見をMDアンダーソンが発表

MDアンダーソンがんセンター

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らは、12月8日~12日にアトランタで開催される米国血液学会(ASH)年次総会および展示会において、血液がんの薬物治療に関する最新の知見を発表する。

 

MDアンダーソンのCancer Medicine部門の責任者であるPatrick Hwu医師は、次のように述べた。「今年のASH総会でのMDアンダーソンの研究者による主要なプレゼンテーションからもわかるように、私たちが血液がん治療の刺激的な新時代に入っていることは間違いありません。これらの試験は、MDアンダーソンの臨床試験プログラム、つまりがんを終わらせるという私たちの使命に不可欠な米国最大の臨床試験プログラムの一環です」。

 

以下はMDアンダーソンの試験のプレゼンテーションであり、患者の生存における著しい進歩を明らかにした。

 

• 多発性骨髄腫患者の無増悪生存期間について標準治療と多剤併用療法を比較した第3相試験結果

 幹細胞移植および細胞療法科教授のMuzaffar Qazilbash医師は、自家幹細胞移植を受ける多発性骨髄腫患者において、ブスルファンとメルファランによる2剤併用療法を、現在の標準治療であるメルファラン単独と比較した試験結果を発表する。併用療法は安全であると示され、また、メルファランを単独で使用した患者では、疾患はほぼ3年間増悪しなかったのに対して、併用療法ではほぼ5年半の間増悪しなかった。

抄録番号399129日午後1時、ジョージア世界会議センター、ビルディングA4階、部屋番号A411-412

 

• マントル細胞リンパ腫に対するFDAの新規承認薬であるacalabrutinib[アカラブルチニブ]に関する第2相試験の最新の知見

マントル細胞リンパ腫の治療のために最近FDAの迅速承認を受けたacalabrutinib[アカラブルチニブ]の試験について、リンパ腫および骨髄腫部門教授のMichael Wang医師が説明する。40%の患者に完全寛解が認められ、acalabrutinib[アカラブルチニブ]を有望な治療選択肢として示した。

抄録番号1551210日午前10時、ジョージア世界会議センター、ビルディングC1階、部屋番号C101講堂

 

• CLL(慢性リンパ性白血病)患者における多剤併用免疫化学療法の第2相試験結果

白血病科助教のNitin Jain氏(MBBS)は、未治療の慢性リンパ性白血病患者の標的療法として、イブルチニブ、フルダラビン、シクロホスファミドおよびobinutuzumab[オビヌツズマブ]を併用した免疫化学療法について報告する。46%の患者が3ヵ月後に完全寛解を達成し、86%は同じ期間内で骨髄に慢性リンパ性白血病のエビデンスを認めなかった。

抄録番号4951210日午後5時、ジョージア世界会議センター、ビルディングB5階、Murphyボールルーム(BR3-4

 

• 再発または難治性のAML(急性骨髄性白血病)の併用療法に関して報告を受けた第1b相試験からの知見

白血病科准教授のNaval Daver医師は、再発した急性骨髄性白血病の治療薬venetoclax[ベネトクラックス]の試験からの知見を発表する。venetoclax[ベネトクラックス]をcobimetinib[コビメチニブ]またはidasanutlin[イダサヌツリン]のいずれかと組み合わせて投与した患者の38%が完全寛解を得た。本国際共同試験は、これらの薬が、望ましい結果を得るためにどのように一緒に作用するかを実証したMDアンダーソン研究所の研究に基づいていた。

抄録番号8131211日午後5時、ジョージア世界会議センター、ビルディングB5階、BR1-2

 

上記の研究者や他のMDアンダーソン所属の発表者へのインタビューを予定される場合のお問い合わせ先:Ron Gilmore、rlgilmore1@mdanderson.orgまたは575-915-5790(携帯電話)

 

原文掲載日

翻訳坂下美保子

監修林正樹(血液・腫瘍内科/社会医療法人敬愛会中頭病院)

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